カゼノカケハシ　Kazeno Kakehashi　　牝　　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ウインバリアシオンは日本ダービー、菊花賞、有馬記念いずれもオルフェーヴルの2着。天皇賞・春でもフェノーメノのクビ差2着と惜しくもG1を制することはできませんでしたが、日経賞、青葉賞を完勝するなど、常にトップレベルの舞台で優れたパフォーマンスを発揮しました。スタッドイン後は青森を拠点として毎年30～50頭前後の種付けをコンスタントにこなしており、2019年に初年度産駒がデビュー。その中からドスハーツ（鈴鹿S、名古屋グランプリ5着）が中央でOP入りを果たし、カミノホウオーが新潟で2連勝。セカンドクロップからは中京で新馬勝ちを収めたバリコノユメ、門別重賞・道営記念2着のオタクインパクトなど、ここまでは主にダート競馬にてその資質の高さをアピールしています。

一方、母系はハリウッドオークスやサンタイネスSを制したSpearfishを5代母に、愛1000ギニーの覇者Gailyを4代母に持つ、名門ファミリー。おばに最優秀2歳牝馬タムロチェリー（阪神ジュベナイルフィリーズ、小倉2歳S）、いとこに中央OP勝ちがあるタムロスカイや函館2歳S3着グランデ、近親にはミライヘノツバサ（ダイヤモンドS、日経賞2着、AJCC3着）やStreet Poker（ヘッセンポカールなど独重賞2勝）などの活躍馬が並んでおり、半兄メイドインドリームは船橋5勝・金沢1勝、半姉ハンドリーは東京のダート1600ｍで勝ち星を収めています。

本馬は2歳10月に東京・芝1400m戦でデビュー。後方から運ぶと、直線ではメンバー中3番目に速い34.9秒の脚を使って追い込みます。2、3戦目はダート競走に出走。そして4戦目の前走はデビュー戦と同じ芝1400mに臨み、走破タイム、着差こそ詰めたものの、最下位に終わってしまったことから、今回のサラブレッドオークションへ出品の運びとなりました。
現状では400kgそこそこの体重しかなく、まだ成長が追い付いていない感じもあるため、中央では時間不足な感があるところ。しっかりとしたパフォーマンスを発揮できていませんが、パンとしてくれば変わり身を見せてもおかしくないと思っています。いずれにしましても、まだキャリア4戦の3歳馬。
前述の通り、兄には南関東で5勝を挙げたメイドインドリームがいますし、成長力のある血統背景の持ち主なので、長い目で見ていただければ幸いです。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※井ノ岡トレーニングセンター（茨城県牛久市井ノ岡町）に在厩しており、預託料は6,930円/日（税込）です。
6月4日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：福田　光博