ノーマロエア　Normale Air　　牝　　４歳　　※地方競馬　在籍

父ダノンシャンティは毎日杯を勝って臨んだNHKマイルCにおいて衝撃の日本レコード（当時）を叩き出して完勝したスーパーホース。種牡馬入り後は初年度産駒にあたるスマートオーディン（京都新聞杯、東スポ杯2歳Sなど重賞4勝）がクラシック戦線を歩み、サイタスリーレッド（オーバルスプリント、カペラS2着）がダート路線で活躍。以降もクインズサリナ（フェニックス賞、マーガレットS2着）やクオリティスタート（門別・ヒダカソウC連覇など地元重賞3勝）、ガンサリュート（京成杯2着）、ジャコマル（グレイトフルS、札幌日経OP3着、日経賞5着）、ダノンハイパワー（仲春特別、カンナS2着）、シャンティローザ（北大路特別、トルマリンS2着）、シンギュラリティ（フォーチュンC、府中S2着）、アオイシンゴ（葉山特別）など、比較的仕上がり早にして息の長い競走生活を送る馬たちを多く輩出しています。

一方、母系を見ますと、母ライラッククイーンは独オークス2着馬で、古馬になってから米国でG3のビウィッチSに優勝。半兄のヘルツフロイントは中央のダートで4勝を挙げ、高知移籍後さらに6勝。その他の兄姉は3頭が地方競馬で勝ち上がりました。祖母ライラックダンスのきょうだいには、伊グランクリテリウム2着のLacbell、ドイツでG3を2勝して種牡馬入りしたLadoni、仏G3オマール賞3着のSorceressなどがおり、4代母Rose Dubarryは英ノーフォークSやローザーSなどの勝ち馬。一族からは豪州のG1、重賞好走馬も数多く出ています。

JRA在籍時はダート1200～1400mで9戦して3着2回、5着2回。またデビュー戦となった中山・2歳新馬（ダ1200m）でメンバー中1位となる上がり3Fタイムもマークし、素質の一端を見せてくれました。3歳未勝利番組終了に伴い、まずは兵庫へ移籍。初戦は6着に敗れましたが、2戦目はアタマ差の2着と変わり身を見せ、続く3戦目、園田・C2一（ダ1400m）では3番手追走から直線で抜け出して見事初勝利を獲得しました。その後もコンスタントに出走を重ね、昨年9月から今年4月までの間、兵庫で10戦1勝、2着2回、3着1回、5着2回の成績を残しました。そして今年5月より、名古屋の角田輝也厩舎へ。移籍初戦は初めての1700mだったこともあり、7着に敗れましたがが、連闘で挑んだ前走5月27日の名古屋・軽暑賞（ダ1500m）では、スタート直後から3番手の好位置をキープすると、最後の直線で外から力強く抜け出し、2着馬に2馬身差をつけて快勝。自身初の特別勝ちを飾りました。

今回は頭数整理や、昇級後のクラス慣れの時間等を考え、思い切って出品することを決断をいたしました。まだ4歳と年齢が若く、キャリアも浅いことから、今後もまだまだ頑張ってくれるでしょうし、短距離適性が高いことから、どこへいっても活躍してくれると思います。

また、先述の血統解説の通り、母が独オークス2着馬、半兄ヘルツフロイントがJRA4勝＆地方6勝の活躍馬という優秀なファミリーでもありますので、将来は繁殖牝馬としてもご一考いただければ幸いでございます。
なお、現状渡しのノークレームノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
園田競馬在籍中、追い切りにて後肢で右前肢の蹄の内側を当てて裂蹄になりました。現在は単軟膏を常時塗り、調教時は裂蹄テープを巻き、問題無く調教を行う事が出来ましたが、まだ裂蹄している状態です。調教はダグ1周とキャンター2周を乗っていました。歩様は常時、前肢が開いた歩様をしています。また、レース装鞍時や馬場入り時にイレ込みがきつく、危険な時があるので注意が必要です。（名古屋競馬・角田輝也調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※名古屋競馬弥富トレーニングセンター・角田輝也厩舎（愛知県弥富市駒野町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
6月11日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：竹内　三年