ブリングハピネス　Bring Happiness　　牡　　６歳　　※地方競馬　在籍

父クロフネは現役馬時に芝、ダートの双方でG1制覇を成し遂げており、産駒にも自身のスピードやパワーを存分に伝えており、幾多の活躍馬を輩出するなど、地方競馬のビッグレースを制した産駒も多く誕生しています。母系は優良牝系であり、近親にはジャパンダートダービー（G1）を制したビッグウルフ、白山大賞典（Jpn3）を制すなどダートの一線級で活躍したパワーストラグル、ビッグウルフの母ビッグモンローはオープン特別を含む4勝を挙げるなど数多くの活躍馬が誕生しています。

母サマーハピネスは2勝を挙げたのみですが、前述の血統背景と立派な馬格から?殖牝馬としての期待がかなり大きかったものの、本馬を産んだあとに急逝。それだけに、母の初仔でありながら唯一の産駒となった本馬にかかる期待は大きかったものの、育成時に蟻洞を発症したことから始動が大幅に遅れることになり、南関東競馬からデビューすることになりました。

経験馬を相手に臨んだデビュー戦は余裕残しの状態でありながらも2着に健闘し、当時の勝ち馬はその後に4連勝を飾っており、初戦から非凡な能力を示しました。4戦目で4馬身差をつけて初勝利を挙げ、「上級へ出世できる力の持ち主」との声も聞かれ、その後の飛躍も期待されましたが、ここ最近は本来の走りが見られず、思わぬ不振が続いてしまっています。前走時まで脚元の状態は安定していましたが、先週より右前脚の裏筋や内側部分に腫れや熱感があり、左前脚の副管骨の変形や中筋の腫れが認められる状態です。現状、歩様には見せていませんが、脚部の写真もご参照ください。なお、直近でレントゲンおよびエコー検査は行っておりません。

万全の態勢で出走するためには休養が必要と見込めることから、ファンドの継続を断念することになりましたが、持てる能力を出し切ることができれば、出世も可能と期待しており、今後の飛躍と息長く走ってくれることを願うばかりです。

キャンセルには応じられませんので、上記をご理解いただき、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願い申し上げます。不安がある方は現地で獣医検査を受けるなど、ご納得のうえで入札いただけますと幸いです。

【本馬についての現状説明】
お預かりしてから思うような結果を出せていませんが、能力の高さは感じさせる馬です。先週から脚元の状態に異変が生じており、態勢を整えて出走させるとなると、休養が必要だと見込んでいます。こちらではあと2戦以内に120万円以上の賞金を獲得する必要があり、それをクリアしたのち、今度は9月末までにさらに150万円を獲得する必要があり、満たさない場合にはこちらでの出走が叶いませんので、その点もご理解ください。（大井競馬小林分厩舎・佐宗応和調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※愛知ステーブル千葉分場（千葉県市原市西国吉・大東牧場内）に在厩しており、預託料は7,700円/日（税込）です。
6月11日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：ライオンレースホース(株)