エストレラブレイン　Estrella Brain　　牡　　４歳　　※中央競馬　登録抹消

父シニスターミニスターは米国で生産、調教され、3歳時のブルーグラスSで後続を12馬身以上も突き放す圧勝でG1初制覇。続くケンタッキーダービーでも期待を集めましたが、ここは16着と大敗を喫し、その後も白星を挙げられないまま4歳で引退し、日本で種牡馬入りしました。産駒の活躍は圧倒的にダートに偏っており、重賞6勝を挙げフェブラリーS2着のインカンテーションや、プロキオンS勝ちのキングズガードといった一流馬を輩出。2019年のJBCレディスクラシックでヤマニンアンプリメとゴールドクイーンがワンツーを決め、産駒のG1初制覇も果たしました。その後も21年の最優秀ダートホースに輝いたテーオーケインズといったダート王を出しています。地方でも毎年のように重賞勝ち馬を送り出しており、名古屋でデビュー10連勝を果たすなど、重賞9勝のサムライドライブなどが活躍。短距離から中距離まで幅広い距離で結果を残しています。

母系を見ますと、母ライヴマジックはJRAで2度の2着が最高。半兄ポッドガイは南関東で重賞の鎌倉記念を含むデビュー6連勝、半姉のララマジシエンヌは名古屋、佐賀で計10勝を挙げています。叔父のヴェリテがJRA1勝ののち名古屋、高知で計23勝を挙げるなど、母のきょうだいも地方競馬で活躍。祖母トゥルーファンタジーは欧米だけでなく香港、ドバイでもG1勝ちを果たしたファンタスティックライトの半妹という血統です。一族からは米G1ヴァニティーHなどを勝った名牝ゴージャスや、豪州のG1馬ユアソングなどを名を連ねており、世界各地で広がりを見せています。

本馬は2019年の北海道サマーセールにおいて1620万円で落札した期待馬で、21年2月20日に東京ダート1400mの3歳新馬戦でデビュー。16頭立ての2番人気と高い支持を受けました。抜群のスタートを決め、少し離れた2番手につけると、直線で突き放した逃げ馬をひと追いごとに追い詰め、ラストは内から伸びた2着馬に一旦前に出られながらもうひと伸び。最後は逆に1馬身突き放して初戦勝ちを果たしました。
その後は一休みさせて秋に復帰。復帰2戦目の東京ダート1400m戦ではメンバー中2番目に速い上りタイムをマークして0秒3差の3着に食い込み、早くも1勝クラスのメドを立てました。暮れには初めて遠征した中京のダート1400m戦でメンバー最速の上がりタイムをマークして2着となっています。
今年に入ってからも安定した走りができており、ここ3戦はルメール騎手が騎乗。3走前には4着ながら0秒1差。2走前には3着、前走も6着ながら0秒9差と、好位から運ぶ格好で差のない競馬ができています。1勝クラスを勝つチャンスは十分にある馬ですが、ここがいいタイミングと判断して、オークション出品を決めました。

地方競馬の主力距離である1400m（特に左回りコース）を最も得意としている馬ですし、即戦力候補としての期待に応えてくれる一頭だと思います。先行しても差しても結果を出してくれており、流れに左右されないのも魅力。520kg級の大型馬でパワーも十分に秘めていますし、地方競馬の深いダートも苦にはしないでしょう。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
6月18日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：エンジェルレーシング(株)