モズロータスランド　Mozu Lotus Land(USA)　　セン　４歳　　※地方競馬　在籍

父Tapitはデビュー戦、重賞と2歳時は2戦2勝。3歳時は度重なる疾病により満足いく状態での出走が叶わず、G1ウッドメモリアルSの勝利のみで引退を余儀なくされましたが、種牡馬としてその能力が大爆発。初年度から米G1・3勝スターダムバウンド（BCジュヴェナイルフィリーズ、サンタアニタオークス）を輩出して北米2歳リーディングサイアーの座に就くと、日本でもテスタマッタ（フェブラリーS、ジャパンダートダービー）が活躍。その後もTonalistやEssential Quality（ともにベルモントSなどG1・4勝）、Frosted （ウッドメモリアルSなどG1・3勝）、Untapable（BCディスタフなどG1・5勝）、クリエイターⅡ（ベルモントSなどG1・2勝）をはじめ、数多のG1ホースを輩出。2014年から3年連続で北米リーディングサイアーに輝き、近年の血統勢力図の中心的存在となっています。

一方、母系はBold Style（米G2オークローンHなど重賞3勝）やSet Free（米G3ボードオヴガヴァナーズH2着）を産んだMarianna Trenchを曾祖母に、米重賞リンダヴィスタHを制したMarianna's Girlを祖母に持つ、アメリカ由来の有力ファミリー。半兄に仏重賞5勝を誇るTaareef（ダニエルヴィルデンシュタイン賞連覇、メシドール賞、ムーランドロンシャン賞2着）、おじにMarastani（米G3スターズ＆ストライプスH）やChristine's Outlaw（米G3ポーカーH、G2アーカンソーダービー3着）、いとこにDont Tell the Kids（米G3サプリングS）など、活力に満ち溢れています。
また、Tapit×Carson Cityの配合からは、米G2勝ち馬Conquest Big E（ガルフストリームパークH、フレッドWフーパーS2着）が活躍しています。

昨年5月に栗東・藤岡健一厩舎よりデビュー。2戦目の中京・3歳未勝利（ダ1900m）ではブリンカーの効果もあってか、3番手追走から最後まで上位争いに加わり、勝ち馬から0秒6差の4着に好走。3着シゲルバクハツ（現2勝クラス）とは0秒2差でした。JRAでは3戦して勝ち星を挙げることはできませんでしたが、3戦とも5番人気に推され、先述の通り入着も果たすなど、素質の片鱗を見せていました。

JRAを退厩後に去勢手術を行ったこともあり、約半年間の休養を挟み、兵庫の現厩舎へ移籍。一戦ごとに良化を辿り、迎えた移籍3戦目の4月6日、園田・C2一（ダ1400m）では中団追走から徐々にポジションを上げ、最後の直線でインコースからスルスルと先頭を奪うことに成功。見事な差し切り勝ちで初勝利を飾りました。続く4月29日の園田・C2一（ダ1400m）は前走から一転して不良馬場。当日は前残りが顕著なコンディションでしたが、やはり中団追走から直線で力強く末脚を繰り出し、終わってみれば2馬身半差の完勝で見事2連勝を飾りました。

しかし、その直後からC1クラスに昇級すると、5、7、5、7着と4戦して馬券圏内に入ることができず、また前々走の7月1日、園田・C1（ダ1400m）では自身過去最速となる上がり3ハロンタイム38秒6（出走メンバー中2位）をマークするなど、この馬なりに頑張っている印象を受けましたが、その一方でクラスの厚い壁を感じたのも事実でした。クラス慣れに時間を要することが予想されるため、続戦を断念し、今回のオークションに出品する運びとなりました。条件が変われば、まだまだやれる馬だと思います。

【本馬についての現状説明】
今年4月にC2クラスを2連勝し、軌道に乗ってきたかと思われましたが、C1クラスに昇級してからは、残念ながら思うような結果が得られていません。ただ、相手関係や条件が変われば、まだまだやれると思いますし、4歳という年齢面や、タピット産駒という血統面からも伸びしろの余地を残している可能性があると思います。（園田競馬・新子雅司調教師）


※2021年9月10日（3歳時）に去勢手術を実施しています。

※2021年7月31日（3歳時）の競走において、左前肢挫創のため出走取消となっています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※京北育成牧場（京都府京都市右京区京北上中町稲谷）に在厩しており、預託料は5,500円/日（税込）です。
7月30日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：北側　雅司