キングスレイヤー　King Slayer　　牡　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ゼンノロブロイは4歳時に天皇賞・秋、ジャパンC、有馬記念を3連勝し、古馬秋三冠を達成。サンデーサイレンス産駒初の年度代表馬に輝きました。種牡入り後はファーストシーズンサイアーチャンピオンとして、初年度からサンテミリオン（オークス）、マグニフィカ（ジャパンダートダービー）、トレイルブレイザー（京都記念、アルゼンチン共和国杯）、アニメイトバイオ（ローズS、秋華賞2着）、ペルーサ（青葉賞、天皇賞・秋2着）らを輩出。以降もバウンスシャッセ（重賞3勝、オークス3着）やリアファル（神戸新聞杯、兵庫チャンピオンシップ2着、菊花賞3着）、タンタアレグリア（ＡＪＣＣ、天皇賞・春4着）、サトノフェイバー（きさらぎ賞）など数多の重賞ウイナーを送り続けており、現役ではサンアップルトン（アルゼンチン共和国杯3着、日経賞4着）やグリム（レパードS、交流重賞4勝）らが活躍しています。

一方、母系は米重賞勝ち馬Yu Wipi（ロングエイカーズマイルS）を産んだZenith Starを5代母に、米G2勝ち馬Guadery（アスタリタS、米G1フリゼットS3着）や、Gay Rights（米G1ドゥワイアS3着、米G2ピーターパンS3着）を産んだBespangleを4代母に持つ、アメリカ由来の有力ファミリー。母エンプレスラブは飛翼特別、御池特別を勝って準OP入りした活躍馬で、半兄キングスハンドは東京の新馬戦で2着、おじシゲルアコガレは阪神の新馬戦でデビュー勝ち。近親のIde Be Spencersは米G3ダービートライアルSで3着と好走しています。

10月9日の東京・2差新馬（芝1800m）でデビュー。前半1000m62秒5、上がり3ハロン33秒8のレースラップが示す通り、超スローペースで先行馬有利の上がり勝負となり、中団から後方でレースを進めた本馬には不向きな流れでした。それに、当初は夏競馬でのデビューを予定していたものの、ソエで大事を取って延期した経緯があったことから、1回実戦を経験させて、そのまま続戦する方向で調整を進めていました。この内容なら次はもっとやれるだろうと、期待が高まっていた矢先、次戦に向けた調教中に右ヒザの骨折を発症。長期休養を余儀なくされてしまいました。

そして、9ヵ月以上の休養から先週7月30日の新潟・3歳未勝利（ダ1200m）で復帰。結果論になりますが、スタート直後から最後方を追走する形になってしまったように、1200mの流れは現状の本馬には忙しかったようです。それでも上がり3ハロンタイムは出走メンバー中2位となる37秒1をマーク。長期休養明け、初距離、初ダートと不利な条件が多かった中でしたので、能力に加え、ダート適性の片鱗もしっかり見せていたと思います。

残念ながらJRAの3歳未勝利番組の終了まで約1ヵ月となり、次走の優先出走権が得られなかった本馬の出走は叶いそうもないことから、今回のオークションに出品することを決断いたしました。まだキャリア2戦、しかも2戦とも万全の状態で出走できなかったことから、その能力はまだまだ未知の領域をかなり残しています。新天地で元気に活躍してくれることを期待しています。

なお現在、両前をエクイロック装蹄、右前に骨瘤がみられます。添付の画像をご確認ください。現状渡しのノークレームノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※2021年10月22日（2歳時）の調教中に右前ヒザ骨折を発症。事故見舞金10号（調教中の事故により事故発生の日から6ヵ月以上出走できなくなった場合）を受給しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
8月6日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：ＩＨＲ組合