シブヤクロッシング　Shibuya Crossing(USA)　　牡　６歳　　※中央競馬　登録抹消

父Medaglia d'Oroは米国で生産、調教され、デビュー3戦目にG2サンフェリペSで重賞初制覇。3冠レースにも皆勤し、最終戦のベルモントSで2着となると、夏のトラヴァーズSでG1初制覇を飾ります。4歳時にはホイットニーH、5歳時にはドンHとG1タイトルを積み重ね、5歳時のドバイワールドC2着を最後に引退、種牡馬入りしました。すると、初年度からケンタッキーオークスを圧勝し、プリークネスSで牡馬を撃破するなどG1を5勝した名牝Rachel Alexandraが登場。その後も米国だけでなく、欧州やシャトル種牡馬として繋養された豪州でもG1馬を輩出。香港マイル勝ち馬Golden Sixtyや、日本で走り愛知杯を勝ったエーシンメンフィス、短距離路線で活躍したフィドゥーシアなど、芝、ダートを問わずに世界各地で一流馬を送り出しています。

母系を見ますと、いとこに米G3ピーターパンSを勝つなど活躍中のWe the Peopleがおり、母Oleanda Avenueは米国産で不出走ですが、そのきょうだいには米G3シェイカータウンSを勝って種牡馬となったストラトフォードヒルや、北米の重賞で活躍中のアルミスティスデイがいます。祖母ハーモニーロッジは米G1バレリーナHなどを勝った活躍馬で、その半兄に米G2エクリプスHなどを勝った種牡馬グレイムホール、半弟には米G3フローラルパークHなどを勝ったウィンマークルがいます。近親には米G1デルマーフュチュリティや今年のサウジダービーを勝ったパインハースト、米G1アーカンソーダービー勝ち馬マグナムムーン、日本で走りオープンで活躍したワイルドカードなどがおり、非常に勢いのあるファミリーとなっています。

本馬2019年2月16日に京都ダート1800mの3歳新馬戦でデビューし16頭立ての12着。2戦目の小倉ダート1700m戦では異常歩様となったため4コーナーで競走を中止し、調教再審査となりましたが、その後は問題なく、復帰後も順調に着順を上げました。ただ、6月から3戦連続で3着、8月には名古屋の交流競走で2着と惜しい競馬を続けたものの、勝ち切ることはできず、一旦中央の登録を抹消し、兵庫県競馬に移籍しています。移籍2戦目に園田1400mのC2一組戦で初勝利を挙げると、その後の成績にはややムラがあるものの、C2、C3クラスで何度も上位争いを繰り広げました。兵庫には2年弱在籍し、26戦して3勝2着6回の成績。昨年12月に3勝目を挙げてJRAに復帰を果たしています。

復帰初戦となった今年3月の中京芝2000mの1勝クラスでは、好スタートを決めたものの、初めての芝ということもあって流れに乗り切れず、後方に下がって勝負どころの反応も鈍く、最下位の15着に終わりました。
この一戦のあと、左前蹄冠部に骨膜炎を発症して放牧。ゴールデンウィークまではウォーキングマシンでの運動にとどめ、その後はトレッドミルも利用しながら徐々にペースアップ。ダートコースで17秒から18秒のキャンターで2000mの乗り込みを消化し、7月上旬には15-15も行いましたが、その後再び左前蹄冠部に痛みが出たためペースを落としています。
ショックウェーブによる治療を行い、現在は20秒から22秒のペースで1000mの乗り込みを行っており、復帰は10月以降になる見込みいうこともあり、このタイミングでのオークション出品となります。

中央の1勝クラス、まして芝では厳しい競馬になりましたが、地方競馬に戻れば話は別。復帰後はまたコンスタントに成績を上げ、賞金を加算してくれるのではないでしょうか。まだ老け込む年齢ではありませんし、新天地でもうひと頑張りしてくれるものと思います。
現状渡しのノークレームノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※馬体重は556kg（8月3日現在）です。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内グロースフィールド（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
8月6日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：Ｗ．ギャロー