フィアレススマイル　Fearless Smile　　牡　５歳　　※地方競馬　在籍

父キズナは第80代の日本ダービー馬。ニエル賞を制し、凱旋門賞では歴史的名牝Treveの4着と健闘。鋭い末脚を武器に重賞5勝を挙げました。スタッドイン後は1、2年目そして一昨年と200頭を超える種付けを行っており、2019年よりデビューとなった初年度産駒たちが2歳戦を熱く盛り上げ、ファーストシーズンチャンピオンサイアーの座を獲得。アカイイト（エリザベス女王杯）やディープボンド（フォワ賞、阪神大賞典連覇、京都新聞杯、G1・2着3回）、ビアンフェ（函館スプリントS、函館2歳S、葵S）、マルターズディオサ（チューリップ賞、紫苑S、阪神ジュベナイルフィリーズ2着）、アブレイズ（フラワーC）、キメラヴェリテ（北海道2歳優駿）といった重賞ウイナーを次々に誕生させると、セカンドクロップからはソングライン（安田記念、富士S、1351ターフスプリント、NHKマイルC2着）やバスラットレオン（ゴドルフィンマイル、ニュージーランドT、サセックスS4着）、ファインルージュ（紫苑S、フェアリーS、ヴィクトリアマイル2着）、サードクロップからはアスクワイルドモア（京都新聞杯）やハピ（鳳雛S、ジャパンダートダービー4着）などのスター候補が続々登場。次代のトップサイアーの座を狙っています。

一方、母系を見ますと、母イッツスパーブは中央芝1800mで2勝。半兄のスズカスパイカーは名古屋で2連勝したキャリアを有します。おじのナリタハリケーンは芝・ダートを問わずに5勝を挙げ、札幌記念で2着。母のいとこにはブレイズアトレイル(京成杯オータムH2着)、ジャイアントリープ(京都新聞杯3着)、ランリョウオー（全日本2歳優駿2着、大井重賞2勝）といった重賞活躍馬や、シフルマンなどオープンでの好走馬が多数おり、祖母シュペリユールは芝の短距離で5勝。その半弟に阪神大賞典を勝ったギュスターヴクライ、曾祖母は秋華賞を勝ち、ジャパンC2着のファビラスラフインという優秀な血統です。
また、キズナ×ファルブラヴの配合からは、中央準OP馬エグレムニ（賢島特別、秋明菊賞、マーガレットS3着）など、複数の勝ち馬が出ています。

2019年10月12日の京都・2歳新馬（芝1600m）でデビューし、JRAでは6戦を消化。そして6戦目の直後、2020年6月4日の当オークションに出品されたことから、当方で落札いたしました。その後は岩手競馬へ移籍し、ダート1200～1400mで計6戦して、3勝、2着1回、3着1回の好成績を収めると、4歳となった翌年からは南関東の大井競馬へ移籍しました。

大井では少し距離を延ばし、1600mを中心にレースを消化。移籍3戦目となった2021年3月8日の大井・C3八九（ダ1600ｍ）では中団追走から3コーナーで気合をつけながら徐々にポジションを上げると、最後の直線では鞍上が冷静に外へ進路を取り、力強く末脚を伸ばしました。直線半ばで勝利を確信する完勝と言っていい内容で、非常に強い勝ちかっただったと思います。

その後もコンスタントに競馬を使うことができ、昨年は12月以外は毎月出走するタフネスぶり。今年も3月に戦列復帰すると、既に9戦を消化。5月23日の大井・C3五六（ダ1400m）で再び見事な差し切り勝ちを披露するなど頑張ってくれています。その後の4戦はいずれも掲示板外で精彩を欠いていますが、相手関係や条件次第で今後も活躍してくれるでしょうし、年齢的にもまだまだ頑張れると思います。
なお現在、左前をエクイロック装蹄しています。添付の画像をご確認ください。現状渡しのノークレームノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
トモに緩いところがあり、勝負どころの3～4コーナーで置かれやすい傾向があります。3走前の7月1日の大井・C3一二（ダ1200m）ではメンバー中最速となる上がり36秒9をマークしたように、スピードや瞬発力、末脚の切れ味にはやはり光るものがありますね。ただ、1200mは少し忙しかったようです。それを考えると、ワンターンの1400mがベスト条件かもしれません。流れ、展開ひとつでまだまだ活躍できる馬だと思います。（大井競馬・月岡健二調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
8月6日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：佐々木　雄二