ベルトゥジュール　Belle Toujours　　牝　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父アイルハヴアナザーはケンタッキーダービーとプリークネスSを制した米クラシック二冠馬。引退後は日本にて種牡馬生活をスタートさせ、2018年の帰国に至るまで6年間で合計650頭を超える種付けを行い、2016年のファーストシーズンサイアーランキングで2位にランクイン。中央ではダート重賞2勝を挙げているアナザートゥルース（アンタレスS、ダイオライト記念、東海S2着）、OP馬ウインマーベル（葵S、橘S）やオメガレインボー（アハルテケS、エルムS2着、マーチS4着）、マイネルサーパス（福島民報杯、アンドロメダS、ラジオNIKKEI賞2着）、昨年のユニコーンSで2着したサヴァらが活躍。地方ではマンガン（大井・金盃、船橋・東京湾C）やウタマロ（川崎・クラウンC）、ウワサノシブコ（浦和・ユングフラウ賞）、ボルドープラージュ（笠松・ラブミーチャン記念）、ゼットパール（笠松・飛山濃水杯）らが重賞ウイナーの仲間入りを果たすなど、息長くダートを得意とする産駒が多く見受けられます。

一方、母系を見ますと、母テーオーティアラは中央の芝で3勝、祖母デローベは豪G1SAJCサウスオーストラリアンオークスの覇者であり、豪G1戦線で大活躍しました。おじに中央準OP馬ショートローブス（メトロポリタンS2着、ダリア賞4着、札幌日経OP5着）、いとこに豪重賞2勝Bondeiger（VRCヴィクトリアダービー2着）、近親に豪G1・2勝Pompeii Ruler（ATCクイーンエリザベスS、VRCオーストラリアンC）と活況を呈しており、さらに遡れば、Ready to Explode（MRCトゥーラクH）やHit It Benny（BRCドゥームベン10,000S）といった豪G1馬も顔を並べる、南半球屈指の有力ファミリーを誇ります。
また、アイルハヴアナザー×スペシャルウィークの配合からは、中央3勝ハイパーノヴァ（ヒヤシンスS3着）や、中央在籍時に2勝ハッピーマテリアル、中央勝ち馬タイプムーン（早苗賞2着）、高知9勝オーバーラッキーなど、多くの勝ち馬が出ています。

本馬は1月の中京ダ1200mでデビュー。出遅れ気味のスタート、忙しい印象を受けたことから、地方交流戦の船橋ダ1600mに距離延長を図ります。ここではスタートで挟まれる不利。その後は新潟ダ1200m、函館ダ1700m戦に。チークピーシーズやブリンカーを装着しての試行錯誤が続くなか、再度、地方交流戦である川崎ダ1500ｍ戦に出走。鞍上が右前肢に違和を感じ競走を中止しましたが、トレセン帰厩後の精密検査では、骨折や腱の損傷の異常はみられませんでした。
管理厩舎からは好素材の評価を得ておりましたが、集中力の持続や体力不足の課題も否めず、実戦で上手くかみ合わなかった印象。牝馬特有のテンションの高さも落ち着きをみせており、出走馬体重も安定。ここからの伸びしろの余地も感じるところです。これまでの経験を生かしながら、新天地でのさらなる活躍を願っています。


※2020年8月3日の競走中の最後の直線で馬体故障（右前肢跛行）を発症したため、競走を中止しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,020円/日（税込）です。
8月13日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)ノルマンディーサラブレッドレーシング