アメノタヂカラオ　Amenotajikarao　　牡　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父サンカルロは確かな末脚で阪神C連覇を筆頭に重賞を4勝。2年連続しての高松宮記念2着など、時代屈指のスプリンターとしてG1戦線で活躍を続けました。種牡馬入り後は1～4年目の血統登録馬54頭のうち46頭がデビューを果たしており、ミリミリ（大井重賞・東京プリンセス賞5着、門別重賞・リリーC5着、栄冠賞5着）やスパンブリー（金沢重賞・北日本新聞杯4着）、ケイコクノビジン（金沢重賞・金沢プリンセスC5着）、岩手・南関東で計5勝を挙げているラウズアップなど23頭が勝ち名乗り。現3歳世代では高知重賞・黒潮ジュニアチャンピオンシップ4着のサンコーチ（母の父は出品本馬と同じマンハッタンカフェ）らが勝利を収めるなど、自身の卓越したスピードに加え、ダートにも強いシンボリクリスエスの血が魅力の一つとなっています。

一方、母系は英G2パークヒルSの勝ち馬ケイシーを祖母に持ち、おじのテンザンセイザ（京都新聞杯、京阪杯、天皇賞・秋3着）、いとこのテイエムオーロラ（府中牝馬S、マーメイドS3着）はどちらも重賞ウイナーと活況。近親にはAvonbridge（仏G1アベイドロンシャン賞など仏英重賞3勝）やPatavellian（仏G1アベイドロンシャン賞、仏G1モーリスドゲースト賞3着）、Glorious Empire（米G1ソードダンサーSなど米重賞3勝）、ロック（仏G3オマール賞）など、世界に活躍馬を送り続ける優秀なファミリーとなっています。

本馬は7/2の小倉・未勝利戦(ダ1700)でデビュー。中団から競馬を進めますが、ギアが上がらず徐々にポジションを下げてしまい14着。引き続き、8/14の同条件に出走。序盤は中団に付けるスピードを見せましたが、デビュー戦同様に勝負処からのスピードアップに対応できず、最後は脚が上がってしまい16着となりました。レース後、左前屈腱部に腫れが見られたため、エコー検査を行ったところ、ディフューズ型の屈腱炎と診断（添付の画像をご確認ください）され、JRAの見舞金を受給しています。

デビューからの2戦を見る限り、序盤は問題なく追走できていましたが終盤のスピードアップに対応できず、バテてしまったことを考えると、距離も長かったように感じます。今夏のダート戦は中間の距離が組まれておらず、1400ｍ前後の距離が組まれる地方競馬に戦いの場が移れば、馬格もある同馬が活躍できる可能性はありそうです。

なお現在、左前屈腱炎と合わせ、両前にソエを発症していますが、熱感や痛みはありません。全身に皮膚病がみられます。記載事項に関するキャンセルには応じられません。現状渡しのノークレームノーリターンでお願いいたします。


※2022年8月14日の競走中に左前屈腱炎を発症（損傷率：8.27％・ディフューズ型）。事故見舞金18号（JRAの施設内で発生した屈腱炎により9ヵ月以上出走できなくなった場合）の適用を受けています。

※さく癖があります。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は7,700円/日（税込）です。
8月20日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：三宅　勝俊