マカイレイ　Makai Lei　　牝　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ワールドエースは皐月賞2着、日本ダービーでは1番人気に推された素質馬で、マイラーズCでのレコード勝ちなど重賞を2勝。香港マイルで4着になるなど、国内外でハイレベルの成績を残しました。産駒は2019年にデビュー。初年度産駒にあたるオータムレッド（クローバー賞、アルテミスS5着）やスペードエース（アルメリア賞）、ジェラペッシュ（サウジアラビアロイヤルC4着）、アサケエース（中京2歳S3着）、ボルドープリュネ（笠松重賞・クイーンC、ライデンリーダー記念3着）らの攻勢により一躍注目の的に。以降も昨夏の福島・猪苗代特別を楽勝して準OP入りしたワールドスケール、セカンドクロップからは昨年の青葉賞で僅差3着に好走したレッドヴェロシティ（陣馬特別、水仙賞）、サードクロップからはジュンブロッサム（共同通信杯4着、アーリントンC4着）やシルトプレ（川崎重賞・鎌倉記念、門別重賞・北斗盃、北海優駿、全日本2歳優駿5着）、先週の札幌・石狩特別を完勝したサンストックトンなどが光るセンスを見せています。

一方、母系は仏G1ジャックルマロワ賞など英仏重賞6勝を誇るLiangaを4代母に、伊重賞2勝Glen Jordanを産んだラクーンを曾祖母に持ち、名種牡馬Mr. Greeleyらもこのファミリーの出身。おばに中央4勝レヴリ（羊ヶ丘特別、テレビユー福島賞2着）、おじに中央4勝ブラックシャドウ（御宿特別、貴船S2着）、いとこに佐賀重賞2勝カンスタントリーなど活況を呈しており、半兄コンドルダンス（南関東重賞2着3回）、チェキラ（佐賀重賞・佐賀オータムスプリント2着）を筆頭に、姉兄7頭で計38勝を挙げています。

昨年12月18日の中山・新馬戦(芝2000)でデビュー。中団の後ろで競馬を進めましたが、直線伸びられず10着。同じ条件で臨んだ2戦目では、内枠から積極的な競馬を試みますが、4コーナーで一杯となり17着。距離短縮(1400)で臨んだ３戦目では先行したものの、最内枠で上手く脚を溜められず13着。8/10の浦和・ツインサマー特別（JRA交流・ダ1400）で初めてダートを試しますが、小回りコースで後方からの苦しい展開となってしまい9着に終わりました。脚もとに問題はありませんが、未勝利戦への出走は厳しいと判断してオークションに出品します。

ダートは最後の浦和競馬のみですが、走り自体は悪くありませんでしたし、兄、姉たちは重賞競走も含め地方競馬での活躍馬が多く、ダート適性も期待できそうです。輸送がほとんどない地方競馬に舞台が変われば、環境の変化によるプレッシャーで、飼い葉の喰いが細くなることもなくなり、落ち着きが出て能力発揮を期待できそうです。
また仔出しが良い牝系で、おじ、おばには中央での活躍馬もいます。繁殖牝馬としてもご一考下さい。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,020円/日（税込）です。
8月20日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：河合　裕明