キクノディーン　Kikuno Deen　　牡　４歳　　※地方競馬　在籍

父リオンディーズはキャリア1戦で朝日杯フューチュリティSを制し、最優秀2歳牡馬に選出。脚部不安により日本ダービー5着がラストランとなりましたが、種牡馬1年目から191頭に及ぶオファーを集める人気ぶり。一昨年デビューイヤーを迎えた初年度産駒リプレーザ（兵庫チャンピオンシップ、ジャパンダートダービー5着）やテーオーロイヤル（ダイヤモンドS、天皇賞・春3着）、ピンクカメハメハ（サウジダービー）、アナザーリリック（福島牝馬S、アネモネS）、タガノディアーナ（チューリップ賞4着）らが躍進を見せると、セカンドクロップにあたるジャスティンロック（京都2歳S）やインダストリア（ジュニアC、NHKマイルC5着）、オタルエバー（ファルコンS3着、新潟2歳S3着）、ブッシュガーデン（クローバー賞2着、エーデルワイス賞4着）らが好発進。芝・ダートを問わず、すでに中央・地方で計129頭が勝ち上がりを決めています。キングカメハメハの直仔であり、母は名牝シーザリオ。兄弟にG1馬エピファネイア、サートゥルナーリアがいる珠玉の血統は必ずや成功へと結び付くはずです。

一方、母系はBarkerville（米G2ファイエットS、米G3トロピカルパークH）やAir Distingue（仏G3オマール賞、G1仏オークス3着）を産んだEuryantheを4代母に、オマール賞の勝ち馬Eastern Dawnを曾祖母に持ち、種牡馬Vettori（仏2000ギニー）らもこのファミリーの出身。近親にはHero's Tribute（米G2ガルフストリームパークH、米G2ピーターパンS、米G1ドンH2着）やマイネルモルゲン（京成杯オータムH連覇、ダービー卿CT、ＮＨＫマイルC3着）、キングストリート（東京新聞杯2着、朝日チャレンジC4着）、ブラッドバローズ（アーリントンC3着、ラジオたんぱ杯2歳S5着）らが顔を並べており、おじにナリタキングオー（京都新聞杯、スプリングS、共同通信杯4歳S）と活力も十分。兄姉もすべて勝ち上がっています。

2019年の北海道オータムセールにて671万円で落札。JRAでは芝とダートでそれぞれ3戦を消化し、デビュー戦となった2021年1月30日の中京・3歳新馬（ダ1800m）では積極果敢にハナに立ち、4着に粘っていました。

昨年9月からは名古屋競馬へ移籍し、その初戦となった9月16日の名古屋・3歳9組（ダ1400m）を2馬身半差で快勝。いきなり結果を出し、その後も東海では翌年の2月までに5戦を消化し、1勝、2着1回、3着1回、4着1回と、安定した走りが目を引いていました。

今年4月からは高知の現厩舎へ移籍。初戦の4月17日、高知・C3-16（ダ1300m）で3着、2走前の7月31日の高知・ファイナルレースC3-12（ダ1300m）でも2着と好走したものの、以前のような安定感がなく、1着馬から大きく離される場面が多く見られました。相手関係はもちろん、コースなどの条件も結果的に向かなかったのかもしれません。このままいたずらに高知で続戦しても、結果につながる可能性が低いと思われることから、今回のオークションに出品することを決断いたしました。まだ年齢的、キャリア的に伸びしろがあると思いますし、環境が変われば再び勝ち負けを演じることもできると思います。このタイミングが良いターニングポイントとなることを願っております。

【本馬についての現状説明】
夏負け気味だったこともありますが、高知のC3クラスでは少し能力が足りませんでした。また、砂を被ると頭を上げてしまうため、枠順や展開などにも左右されやすいところがあります。相手関係が楽なところであれば、もう少し頑張れる馬だと思います。（高知競馬・雑賀正光調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※高知競馬場・雑賀正光厩舎（高知県高知市長浜宮田）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
8月27日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：菊池　五郎