ルージュエピス　Rouge Epice　　牝　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父は世界のロードカナロア。現役時代には日本馬として初となる香港スプリント連覇を含む六度のG1制覇を成し遂げ、顕彰馬にも選定されました。種牡馬としても、牝馬三冠を成し遂げたアーモンドアイ、3歳でマイルCSを制したステルヴィオを初年度から輩出。皐月賞馬サートゥルナーリアや、香港スプリントと高松宮記念を制したダノンスマッシュ、昨年のJBCスプリントを制したレッドルゼル、今年のドバイターフ制覇も記憶に新しいパンサラッサ、NHKマイルCの覇者ダノンスコーピオン、豪G1・MRCブルーダイアモンドSを勝ったTagaloaなど、その後も国内外でG1、重賞ウイナーをあらゆるカテゴリーで多数送り出しており、ポスト・ディープインパクトの最右翼と目されているのは衆目の一致するところでしょう。

母系に目を転じると、アンプラグド、スパイスマジック、バルサミックムーン、ナリノペッパーなど兄姉がJRAで堅実に勝ち星をマークしています。祖母レッドチリペッパーといえば、中山牝馬Sと富士Sを制し、NHKマイルCでも3着と好走した名牝。フィリーズレビューを勝ったカラクレナイは近親にあたり、活躍馬をコンスタントに輩出している一本筋が通った牝系と言えるでしょう。

本馬は2歳12月にデビューを迎え、ここまで6戦を消化。デビュー前の追い切りで格上馬と遜色ない動きを披露し、新馬戦では3番人気に推されたように素質の一端は示していました。その後は芝、ダート、距離など色々と試行錯誤して出走を重ねたものの、思うような結果が出ていない現状です。遅生まれということもあり、本馬が本領を発揮するのはもう少し先になるはず。2戦目にダート（東京ダ1600m）を使って結果が出ませんでしたが、ジョッキーも厩舎サイドも「距離が長かった」と異口同音に述べていますし、実戦ではスンナリとハナを奪うスピードを見せただけに、短距離の番組が充実している競馬場への移籍が望ましいでしょう。いずれにしましても、新天地への移籍がいいきっかけになることを願っています。

また、前述の血統背景に加え、Unbridled、サンデーサイレンス、ロードカナロアというトップサイアーの血を内包していることからも、将来は繁殖牝馬としての価値も高そうです。そのあたりも踏まえて入札をご検討いただければ幸いに存じます。

なお、現状渡しのノークレームノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,020円/日（税込）です。
9月3日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：社台ファーム