プロデューサー　Producer　　セン　４歳　　※地方競馬　在籍

父ロードカナロアは難攻不落とされた香港スプリントを連覇。短距離界の絶対王者として一時代を築き上げると、種牡馬としても初年度から歴史的名牝アーモンドアイ（牝馬三冠、ジャパンC2回、ドバイターフなどG1・9勝）をはじめとして、ダノンスマッシュ（香港スプリント、高松宮記念など重賞8勝）やステルヴィオ（マイルCS、スプリングS、朝日杯フューチュリティS2着）、ダイアトニック（スワンS、阪急杯、函館スプリントS、高松宮記念3着）らを輩出。2世代目以降もサートゥルナーリア（皐月賞、ホープフルS）やレッドルゼル（JBCスプリント、ドバイゴールデンシャヒーン2着2回）、パンサラッサ（ドバイターフ）、Tagaloa（MRCブルーダイアモンドS）、ダノンスコーピオン（NHKマイルC）といったG1ウイナーが誕生するなど、亡きキングカメハメハの強力後継者として令和時代のチャンピオンを担う存在となっています。

一方、母系を見ますと、母ルリビタキはオークス馬エリンコートの全妹という良血。全兄ベラールは中央のダート1200mでこれまでに2勝を挙げています。いとこのミュゼエイリアンは毎日杯を勝ちセントライト記念2着。祖母エリンバードはイタリア1000ギニーの勝ち馬で、日本で安田記念にも出走しました。4代母Dancing Shadowの子孫には、他にも愛2000ギニーや英チャンピオンSを勝って種牡馬となったSpectrumや、英セントレジャー勝ち馬のMillenary、愛オークス、ヨークシャーオークスなどを勝ったPetrushka、BCターフを連覇し、日本で種牡馬入りしたコンデュイットなど多数の大物が出ています。

本馬は2021年2月20日に栗東・武幸四郎厩舎よりデビュー。2戦してともに2桁着順で、2戦目にはタイムオーバーのため1ヵ月の出走制限を受けたこともあって、2021年3月11日のサラブレッドオークションに出品され、当方で落札いたしました。

その後は名古屋、浦和、名古屋と渡り歩き、3歳4月の名古屋のダート1400m、3歳7月の浦和のダート1400mをそれぞれ勝って2勝。今年4月から佐賀の現厩舎へ移籍しました。佐賀での初戦は4着に敗れたものの、続く5月8日の佐賀・JCSファーストステージ第2戦では、名古屋で初勝利を飾った時のパートナーである岡部誠騎手を引き当てる幸運も手伝い、スタート直後から好位で競馬を進めると、3～4コーナーで外から持ったままの手応えで早くも先頭に立ち、直線でも余裕綽々の走りで後続の追撃を振り切り、通算3勝目を獲得しました。

その後もコンスタントに出走を重ね、2、3、10、4、8、4着と、凡走することもありましたが、佐賀では8戦して6戦で4着以内と堅実なレースぶりが目を引きました。特にここ最近は距離を1750mに延長しても対応して新味を見せてくれましたし、体重も481㎏→486㎏→487㎏→491㎏と、この暑さで使われながらも増加傾向で、逞しい一面を見せています。今回、所有頭数の整理などの都合もあり、オークションに出品することにいたしましたが、今後も即戦力として十分期待できる部分が多々あります。ぜひ入札をご検討ください。なお現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
スピード能力に秀でてものがありますし、どこからでも脚を使えますので、どんな展開、どんな距離にも対応できる万能タイプです。佐賀では1400mで1、2着、1750mで3着でしたので、おそらくマイル前後が本馬の適距離ではないでしょうか。レースではブリンカーを着用していますが、これは気性難というよりもその逆で大人し過ぎるためです。闘志をかきたて、走りに対しての集中力をアップさせるために着用しています。なお、自厩舎での預託管理継続は出来ません。（佐賀競馬・真島正徳調教師）


※2021年4月26日（3歳時）に去勢手術を行っています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※佐賀競馬場・真島正徳厩舎（佐賀県鳥栖市江島町字西谷）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
9月10日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：桜月ファーム