ソングフォーユー　Song for You　　牝　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父キタサンブラックは3月1月のデビューから3連勝でスプリングSを制し、皐月賞で3着。日本ダービーでは14着と失速したものの、秋はセントライト記念Vから菊花賞に挑み、距離不安説を覆して戴冠を果たしました。4歳時は天皇賞・春で2度目のG1制覇を果たし、秋にはジャパンCを制覇。5歳時にも大阪杯、天皇賞・春、秋、有馬記念とG1タイトルを積み重ねました。オーナーが歌手の北島三郎さんということもあり、競馬ファン以外にも認知されたスターホースです。産駒のデビューは2021年。初年度から東京スポーツ杯2歳Sを制し皐月賞、日本ダービー2着のイクイノックスという大物を送り出した他、ラスール、ジャスティンスカイ、ブラックブロッサムと将来性豊かな産駒も多数。ダートで勝ち上がる馬も多く、産駒は舞台を問わずに活躍中。今後の生産界をリードする種牡馬です。

母系を見ますと、母デイドリームは小倉芝1200mで新馬勝ち。その半兄には京成杯を勝ち、東京スポーツ杯2歳S2着のプレイアンドリアル、半妹には3勝を挙げリステッドの橘S3着のカイトゲニーがいます。祖母シルクヴィーナスは不出走ですが、そのきょうだいは芝短距離で4勝を挙げたシルクヴェルリッツなど中央、地方で多くの勝ち星を挙げ、そのいとこには愛知杯2着のリーサルウェポン。5代母ケイティーズの子孫には、女傑ヒシアマゾンJRA賞年度代表馬アドマイヤムーン、エフフォーリアなどがおり、日本屈指の名牝系となっています。

本馬は2021年10月9日に東京芝1800mの新馬戦でデビュー。スタートは互角でしたが二の脚が速く、スッとハナを取り切りました。勝負どころでも1馬身ほどのリードを保って直線を向くと、並びかけられてから粘り腰を発揮。ラスト200mを切ってから決め手の差が出て4着に終わりましたが、2着インダストリアはのちにG1でも好走し、3着馬もすでに2勝クラスにいる強いメンバー相手の好走で、5着以下は3馬身以上引き離しています。
2戦目の阪神芝1600m戦では、のちにスプリングSを勝つビーアストニッシドの2着に逃げ粘り、早くもメドを立てました。ただ、同舞台の3戦目では早めに手応えがなくなって最下位の18着に終わり、年明けからは距離を短縮。1200m戦を中心に使っています。そこでもスピード負けすることなく、年明け初戦から3、4、3、2着とあと一歩の競馬を続けました。
その後も先行力を生かして差のない競馬をしていますが、2走前の小倉芝1200m戦はハナを取り切ったものの直線の粘りが物足りずに18頭立ての12着。前走は小倉ダート1700m戦で初砂に参戦。2番手追走から3コーナー付近で先頭に立ちましたが、そこで手応えが怪しくなって後退。16頭立ての13着に終わっています。

強い馬と戦いながら初勝利まであと一歩のところまできていた馬で、スピードとダッシュ力の高さが武器です。地方競馬の小回りコースは合っていると思いますし、ダートも短い距離ならば十分に対応してくれるでしょう。440kg前後の牝馬ですが、タフさがあってコンスタントに競馬を使っていけるタイプ。血統的に成長力も秘めていると思いますし、新天地でも堅実な競馬を続けてくれるのではないでしょうか。

なお、現状で以下の症状が見られます。
・右前肢にわずかな熱感
・両前膝内側に傷と腫れ（添付の画像をご確認ください）
・全身に皮膚病
現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※JRAでの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限（2022年10月4日まで平地競走に出走できない）」を受けています。
　　　2022年9月4日（日）　4回小倉8日　3R　3歳未勝利牝　　ダ1700m（稍重）
　　　結果13着　　タイム1:51.7（1着馬からのタイム差5.1秒、5着馬からのタイム差4.3秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※南関東4競馬場への転入が可能です（B3クラス）。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は7,700円/日（税込）です。
9月17日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：三田　昌宏