チョウシンセイ　Choshinsei　　牝　２歳　　※地方競馬　在籍

父インカンテーションはレパードSで重賞初制覇を飾ると、4歳時にはBSN賞、ラジオ日本賞、みやこSと3連勝。さらに5歳時には平安S、7歳時にはマーチS、白山大賞典、武蔵野Sとダート重賞通算6勝をマークしました。惜しくもG1には手が届かなかったものの、5歳時のフェブラリーS、7歳時のかしわ記念ともにコパノリッキーの2着と奮闘。8歳暮れのチャンピオンズCを最後に種牡馬入りしています。初年度から3世代に亘って30頭前後の種付けを行っており、本年よりファーストクロップがデビュー。6月19日の水沢でユウユウレラシオンが産駒初勝利を果たし、盛岡重賞・ビギナーズCで2着。6月30日に勝ち上がったグロリオサは門別重賞サッポロクラシックCで3着。これまでに8頭が勝ち星を収め、注目を集めています。

一方、母系は著名種牡馬Caerleonにも流れるRegal Gleam（フリゼットS、セリマS）の血を継ぐ有力ファミリー。曾祖母ミドルフォークラピッヅは米国重賞を制しており、近親にはキラーグレイシス（米G1ハリウッドスターレットS）やThere Goes Harvard （米G1ハリウッドゴールドC）、Chocolate Ride（マーヴィンHムニスメモリアルHなど米重賞4勝）、オースミステイヤー（京都新聞杯3着、小倉記念3着）など国内外での活躍馬がズラリ。母の全姉スカーレットダイヤは中央で通算4勝を挙げ、準OPまで昇級しました。

6月2日の門別・フレッシュチャレンジ（ダ1000m）でデビューし、ここまで7戦を使いました。スタートは上手で、いつもほぼ五分に切れていますが、なかなか前に位置することができず、中団から後方での競馬が続いています。勝負どころでペースが上がるとついていけないことが多く、なかなか勝ち負けに持ち込めません。ただ、彼女をかばうとすれば、7戦中5戦が2～4番の内枠だったこと。小柄で揉まれ弱い面がある本馬には、ちょっとアンラッキーでした。それでも3ヵ月ほどの間に計7戦もできたことは、それだけタフだった証明だと思います。現に馬体重も414㎏から422㎏の間で推移していましたし、使い減りするリスクがないからこそ、経験を詰めたという面があります。レベルが高いことで知られるホッカイドウ競馬での経験は、必ず他場で活きると思いますので、新天地で初勝利を飾ってくれることを祈っております。

【本馬についての現状説明】
小柄な分、仕上がりが早く、2歳馬ながら既に7戦を消化しました。まだまだスピード、体力不足の印象が拭えませんが、門別で培った経験を他場で成長へ繋げて欲しいと願っています。（ホッカイドウ競馬・松本隆宏調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※門別競馬場・松本隆宏厩舎（北海道沙流郡日高町富川駒丘）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
9月17日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(有)谷川牧場