ロナウド　Ronaldo　　牡　５歳　　※地方競馬　在籍

父ワールドエースは皐月賞2着、日本ダービーでは1番人気に推された素質馬で、マイラーズCでのレコード勝ちなど重賞を2勝。香港マイルで4着になるなど、国内外でハイレベルの成績を残しました。産駒は2019年にデビュー。初年度産駒にあたるオータムレッド（クローバー賞、アルテミスS5着）やスペードエース（アルメリア賞）、ジェラペッシュ（サウジアラビアロイヤルC4着）、アサケエース（中京2歳S3着）、ボルドープリュネ（笠松重賞・クイーンC、ライデンリーダー記念3着）らの攻勢により一躍注目の的に。以降も昨夏の福島・猪苗代特別を楽勝して準OP入りしたワールドスケール、セカンドクロップからは昨年の青葉賞で僅差3着に好走したレッドヴェロシティ（陣馬特別、水仙賞）、サードクロップからはジュンブロッサム（共同通信杯4着、アーリントンC4着）やシルトプレ（川崎重賞・鎌倉記念、門別重賞・北斗盃、北海優駿、全日本2歳優駿5着）、先月の札幌・石狩特別を完勝したサンストックトンなどが光るセンスを見せています。

一方、母系を見ますと、母ラタンペットロゼは笠松で6勝。半弟のメイショウクラークは名古屋と南関東で計6勝を挙げています。おばにはオークス馬レディパステルがおり、その息子のロードロックスターは京都新聞杯3着、ロードアクレイムは神戸新聞杯2着、孫のマテンロウハピネスはアーリントンC3着、マテンロウオリオンはシンザン記念を勝ちNHKマイルC2着と活躍しています。近親にはレディスプレリュードを勝ったタマノブリュネットなども名を連ね、祖母ピンクタートルは仏G1ヴェルメイユ賞の2着馬。その半兄に米G1カナディアンインターナショナルCh．などを勝って種牡馬となったGreat Neckがいるなど、非常に優秀な牝系となっています。

2019年10月に栗東・鮫島一歩厩舎よりデビュー。JRAでは芝1400～2000mで7戦して5着2回という成績でした。その後、3歳未勝利番組の終了に伴い、まずは笠松の後藤佑耶厩舎へ。約1ヵ月半で4戦1勝、2着2回、3着1回という好成績を残しました。そして、翌年からホッカイドウ競馬の田中淳司厩舎へ移籍。残念ながら勝利獲得には至りませんでしたが、5月からシーズン終了までコンスタントに出走を重ねるなど丈夫さをアピールしていました。そして、ホッカイドウ競馬のシーズン終了後に再び笠松の後藤佑耶厩舎へ移籍し、競走生活を送っています。

笠松では3歳時の成績も含めると、20戦2勝、2着6回、3着3回、4着4回、5着4回。掲示板を外したことがたったの1回という堅実派で、コンスタントに賞金を稼いでくれる馬主孝行な頑張り屋さんでした。以前に比べると、ここ最近はクラスが上がったこともあり、馬券に絡むことが難しくなってきましたが、本馬が得意とする1400mは多くの競馬場で設けられている距離設定のひとつですので、環境や相手関係が変われば、再び上位を賑わすことが十分考えられます。
ここまで楽しませてくれたので、手放すのが惜しいですが、もうひと花咲かせてあげるには、ここが良いタイミングのひとつと判断し、出品を決断いたしました。左前を少し気にしているようですが、ここまでタフな走りを見せてくれた馬ですので、まだまだ頑張ってくれるでしょう。
現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
前走後、獣医師に診察をお願いしたところ、左前脚の深管を気にしているとの診断結果でした。添付のレントゲン画像をご確認ください。調教後の歩様が芳しくないので、今後は休養を挟むなどして、じっくり調整することをおすすめいたします。調子が良い時は、ひと脚を使える脚力もありましたので、復調すればまだまだやれる馬だと思います。（笠松競馬・後藤佑耶調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※笠松競馬場・後藤佑耶厩舎（岐阜県羽島郡笠松町若葉町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
9月17日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：岡田　隆寛