ルーンファクター　Rune Factor　　牡　２歳　　※地方競馬　在籍

父インカンテーションは芝でデビューしましたが結果が出せず、ダートに転向して初勝利。3歳時にはレパードSを勝ち、古馬相手のみやこSでも2着と早い段階から活躍しました。古馬になってからもタイトルを積み重ね、5歳時のフェブラリーSではコパノリッキーの2着とG1でも好走。5、6歳時には骨折のよる長期休養がありながら復帰後も活躍を続け、G1にこそ手が届きませんでしたが、8歳いっぱいまで走って中央、地方で重賞6勝を挙げました。血統登録された初年度産駒は26頭で、2022年にデビュー。中央ではまだ産駒がほとんど走っていませんが、地方競馬では続々と勝ち上がっており、すでに10勝以上を記録しています。シニスターミニスターの代表産駒の一頭として、今後もダートでの活躍馬を輩出するのではないでしょうか。

母系を見ますと、半姉メモリーフェイスがJRAのダートで勝ち上がり、その他のきょうだいは4頭が地方競馬で白星を挙げています。母シルカズギフトは英G3ネルグウィンSの勝ち馬で、その半妹ヴィオレットも英国の重賞勝ち馬。いとこにも英仏のリステッドレース好走馬が多数名を連ねています。さらに溯れば、愛2000ギニーなどを勝ち種牡馬としても活躍したワツスルなども同じ一族で、由緒あるファミリーといえそうです。

本馬は2022年6月22日に門別1000mの新馬戦でデビュー。スタートはまず互角で、道中は馬群の一番後ろに取りつきました。3コーナー過ぎからは追っつけ気味の追走となりましたが、ジワジワと脚は使っており、4着まで追い上げてゴールしました。前からは離されてしまいましたが、勝ち馬のスペシャルエックスは無傷3連勝で重賞のイノセントカップを勝っており、相手も強かったといえそうです。
2戦目で距離を延ばして1700m戦に出走。大外枠からの発走でダッシュがつかずに後方からの競馬となり、向こう正面では前から大きく離された位置取りとなってしまいましたが、3コーナー手前から徐々にエンジンがかかって、コーナーで馬群をごぼう抜き。直線に入ってからも脚いろは衰えず、完全に抜け出した2着馬をゴール前で外からねじ伏せて、初勝利を挙げています。
派手な勝ち方からその後も期待を集めましたが、1700mのアタックチャレンジ競走で2度の5着が最高という成績。前走の2歳三組戦でも大きく離れた最下位に終わってしまい、このタイミングでオークション出品を決めました。初勝利の勝ちっぷりからポテンシャルはかなりのものがあると思いますし、新天地で本領を発揮してくれることを期待しています。

【本馬についての現状説明】
まだいろいろと幼いところがあり、気性面の若くレースではちぐはぐな走りになってしまっています。そうした中でも1つ勝つことができましたし、これから良くなっていきそうな馬。長い目で見ていただければと思います。（ホッカイドウ競馬・米川昇調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※門別競馬場・米川昇厩舎（北海道沙流郡日高町富川駒丘）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
9月24日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(有)谷川牧場