アポロティアモ　Apollo Ti Amo　　牡　５歳　　※中央競馬　登録抹消

父ヴィクトワールピサは、皐月賞-G1と有馬記念-G1の優勝馬であるとともに、日本馬で初めてドバイワールドC-G1を制した歴史的な名馬である事は今更述べるまでもありませんが、種牡馬としても、世界を舞台に二刀流の活躍を見せた現役時代同様、桜花賞-G1優勝馬ジュエラー、TCK女王盃-G3の勝ち馬ミッシングリンクなど、芝・ダート両方で大物を輩出している実績は特筆ものであると思います。

一方、母のアポロノカンザシは、日本調教馬として初めて海外のG1レースを制したシーキングザパールの孫にあたる名血で、自身も新潟・芝千直の特別2連勝を含め計3勝を挙げましたが、その産駒は、本馬を含め、出走した産駒4頭が全て勝ち上がっている事も申し添えます。

本馬は2歳11月にデビュー2戦目の東京ダート1,400mで初勝利を飾ると、着実に力を付けながら、1勝クラス、そして2勝クラスを勝ち上がり、計3勝を挙げました。その後は、3勝クラスでの2戦を経て、障害を試してみましたが、練習では上手に飛ぶものの、初戦と3戦目の前走で落馬・競走中止となるなど、障害レース実戦への適性はなかったようです。
平地では、1勝クラスでの6戦連続2着を含め、キャリア21戦中、掲示板が実に13回と非常に堅実な成績を残してくれましたし、前述の通り、当該クラスで力をつけながら勝ち上がるタイプであり、3勝クラスでも入着実績がある事なども踏まえると、本来であれば、平地へ再転向した上で、現役を続行させるべきところではありますが、アポロサラブレッドクラブは、解散を見据え、全ての所有馬を手放す事となった事から、今回のオークションに上場する運びとなりました。

本馬のダート3勝の実力、そして500kgを超える雄大な馬格は、新天地での更なる活躍を予感させるに充分かと思われます。新オーナー様の期待に応え、更に大きな花を咲かせてくれる事を祈念しております。

尚、本馬は、前走の障害戦で落馬・競走中止となりましたが、幸いな事に、大したケガはありませんでした。競走馬登録抹消(9月22日)の際も再度しっかりチェックしてもらい、特に問題がない事を確認しておりますが、本件を含め『ノークレーム・ノーリターン』の現状渡しとさせて頂きます。あらかじめご了承ください。


※2022年9月19日の競走にて、2周目5号障害（いけ垣）着地時に転倒したため、競走を中止しています。

※2022年6月11日の競走にて、1周目6号障害（いけ垣）着地時につまずき、騎手が落馬したため、競走を中止しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※須藤ステーブル（茨城県稲敷市松山）に在厩しており、預託料は7,700円/日（税込）です。
10月1日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：アポロサラブレッドクラブ