ブレイリーマックス　Braly Max　　牡　４歳　　※地方競馬　在籍

父ケイムホームはサンタアニタダービーなど米G1を3勝。現地での種牡馬生活を経て、2008年より日本に導入されると、本邦初年度産駒のカチューシャ（スパーキングレディC2着、レディスプレリュード3着）やミスマルシゲ（ひまわり賞）が中央OPレースを、ガルホーム（九州ジュニアGP）、イッツガナハプン（珊瑚冠賞など重賞4勝）が地方重賞を、2世代目のサウンドリアーナ（ファンタジーS、ユニコーンS2着）、タガノトネール（武蔵野S、サマーチャンピオン、南部杯2着）が中央重賞を制覇。破竹の7連勝で砂の頂点に立ったインティ（フェブラリーS、東海S、かしわ記念2着、チャンピオンズC3着2回）をはじめとして、今年は佐賀重賞・九州クラウンを含む5連勝中のタガノキトピロなど、距離や芝・ダートを問わず、幅広いカテゴリーに活躍馬を送り続けています。

一方、母系を見ますと、母アランロドは中央500万クラスに勝利し、園田重賞で3着3回。半弟シュルヴィーヴルは中央にてデビューから3戦連続で掲示板に載り、園田で3勝、前走の重賞・園田オータムトロフィーでは5着でした。祖母サンエムエンプレスは桜花賞出走、曾祖母サンエムフォーマは阪神牝馬特別2着、スワンS3、4代母センフォーマはビクトリアC3着と筋が通っており、おじにサンエムパーム（室町S2着、クラスターC5着）やレッドゾーン（園田重賞・兵庫大賞典）、いとこにも園田の重賞勝ち馬ラヴフェアリーの名前。さらに遡れば、サンエムジョオー（阪神4歳牝馬特別、桜花賞2着、オークス2着）やサンエムヒーロー（シンザン記念2着）、グリーンチドリ（京都4歳特別2着）などが浮かびあがる優秀なファミリーです。
また、ケイムホーム×マーベラスサンデーの配合からは、大井でデビューから3連勝したピクチャークレアなど、複数の勝ち馬が出ています。

2020年10月に栗東・上村洋行厩舎よりデビュー。JRAでは3戦していずれも2桁着順だったことから、2021年2月に兵庫の現厩舎へ移籍しました。以降、地方競馬で37戦を消化し、1勝、2着2回、3着2回、4着5回、5着7回。なかなか勝利に辿り着けなかった点は歯痒かったですが、計17回で掲示板に載る堅実な走りを見せてくれたほか、レース間隔がひと月以上空いたことが一度もなく、ほとんどの月で月2走ペースで出走していた点は、特筆すべきポイントです。今後もタフさを武器に楽しませてくれるのではないでしょうか。前走に関しても、着順こそ4着でしたが、上がり3ハロンタイムは1着馬のそれを上回る41秒2で、メンバー中1位の好タイムでした。終いの脚にいいところがありますので、今後もコンスタントに好成績を収めてくれるものと思われます。今回は所有頭数整理などの諸事情により出品に至りましたが、新オーナーの下、元気に頑張ってくれることを願っております。

【本馬についての現状説明】
9月8日のレースで他馬の煽りを受けて競走中止。幸い大きなケガなどはなく、9月28日のレースに元気に出走しています。メンバー中、最速の上がりを使い、4着に追い上げたように、競走中止の後遺症はないと考えていいでしょう。このように心身ともに丈夫なところが本馬のセールスポイントのひとつ。兵庫では昨年が20戦、今年も既に17戦を消化しています。勝ち切れないところはありますが、コンスタントに上位に入る馬主孝行なタイプです。（園田競馬西脇・野田忍調教師）


※2022年9月8日の競走にて、4コーナーで競走を中止しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※園田競馬西脇馬事公苑・野田忍厩舎（兵庫県西脇市合山町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
10月8日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：村上　憲政