ブランデウェイン　Brandewijn　　牡　３歳　　※地方競馬　在籍

父ヴァンセンヌは父がディープインパクト、母がスプリント女王のフラワーパークという血統。3歳4月に既出走馬相手にデビュー勝ちを果たしましたが、その後は骨折などによる長期休養もあって出世が遅れました。本格化したのは5歳秋以降。1勝クラスから4連勝で6歳時の東京新聞杯を制して重賞初制覇を果たすと、京王杯SCでサクラゴスペルの2着、続く安田記念ではモーリスの2着となり、ただ、秋はなかなか結果が上がらず、再度の故障により引退、種牡馬入りしています。産駒のデビューは2019年。九州産馬のイロゴトシがJRA初勝利を果たし、ひまわり賞に優勝。その後も短距離戦を中心に勝ち星を伸ばしており、ロードベイリーフが5歳時にオープン入りしています。また、地方競馬でも佐賀の3冠馬トゥルスウィーや高知優駿などを勝ったハルノインパクトなどの活躍馬を送り出しており、父同様に息の長い活躍を見せる産駒が目立ってきています。

母系を見ますと、半兄ヤマノタンキーが園田で2勝、ダイバオーソが南関東で2勝を挙げています。母クローデルはJRAで3戦0勝でしたが、伯父ベルニーニがJRAの芝で4勝、伯母サンデーミューズも同じく3勝を挙げており、母のきょうだいは優秀。祖母スカルプトレスの半兄にはアルゼンチン共和国杯、ダイヤモンドS2着と長距離重賞で活躍したハッピールックがいます。3代母シンコウビューティのきょうだいにはマイルCSを勝ったシンコウラブリイ、エプソムCを勝ったタイキマーシャル、京都牝馬S勝ちのハッピーパスといった活躍馬がおり、近親には重賞2勝のキングストレイルやコディーノ、フローラSを勝ちオークス2着のチェッキーノ、中京記念勝ちのロードクロノスなど重賞勝ち馬が多数。今後ますます発展が期待される名牝系です。

本馬は2021年11月6日に東京芝2000mの新馬戦でデビュー。1着トーセンリョウが続く山吹賞も連勝。2着ダノンギャラクシーも1勝クラスを卒業している素質馬ぞろいのメンバーの中、しぶとく脚を使って9頭立ての6着となりました。
2戦目以降はなかなか着順が上がらず、5戦目から距離を詰め、差す競馬で脚を使えるようにはなったものの、勝ち切るまでには至らず、未勝利の期間が終了したため中央の登録は抹消。金沢に移籍しています。

移籍初戦となった1400mのC2戦では、出ムチを入れてハナに立ってレースを引っ張り、直線に入ってすぐ2頭にかわされてしまったものの、バタッと止まることもなく3着でゴールしました。ただ、その後は同距離のC2戦を2戦し、ともに1番人気に支持されたものの、2戦連続の6着。時計的にも初戦ほど走ることができず、今回のオークション出品となります。

まだキャリアも浅い3歳馬ですし、馬格もしっかりしていて、変わり身を見せてくれる可能性は十分にあるでしょう。金沢での3戦は先行策を取ってラストが甘くなりましたが、中央では控える競馬でメンバー最速の上がりタイムもマークしており、自分のリズムで競馬させることで成績が上がってくるかもしれません。ぜひ、新たなオーナー様の元で初勝利を挙げてもらいたいと思います。

【本馬についての現状説明】
前走後は背中が少し疲れ気味です。リフレッシュ休養させ、同時に背中の疲れを取ってあげることができればパフォーマンスを上げることが可能だと思います。（金沢競馬・金田一昌調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,020円/日（税込）です。
10月15日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(有)ミルファーム