マスタープラン　Master Plan　　牡　３歳　　※地方競馬　在籍

父イスラボニータは2歳6月の東京でデビュー勝ちし、続く新潟2歳Sこそハープスターの2着に敗れましたが、その後は連勝街道。いちょうS、東京スポーツ杯2歳S、共同通信杯と勝ち続け、4連勝で皐月賞も制しました。その後は日本ダービー2着、天皇賞・秋3着など勝ち切れないところもありましたが、古馬になってからも長く一線級で走り続け、6歳時にはマイラーズC、阪神CとG2を2勝。華々しい成績を残して種牡馬入りしました。産駒のデビューは2021年。JRAでは秋以降に産駒が続々と勝ち上がり、早めに2勝目を挙げる産駒も出ています。その中の1頭であるプルパレイが3歳時にファルコンSを制して産駒の重賞初勝利を達成。芝のスピードタイプが中心ですが、ダートの中距離で勝ち上がった馬もいて、今後ますます活躍の場を広げていきそうです。

母系を見ますと、半兄に佐賀記念で2着のトップディーヴォや、交流重賞4勝のマスターフェンサーがおり、母セクシーザムライはJRAのダートと川崎の交流競走で1勝ずつを挙げました。祖母パウダーのきょうだいには米G2ランバートS勝ち馬ワンキャロライン。さらに溯れば、愛ダービー、Kジョージ六世＆QエリザベスSなどを勝った名馬サンジョヴィート、種牡馬として活躍したセイラムドライヴ、ケンタッキーオークス馬ファルダアミーガなども同じ一族で、非常にスケールの大きな牝系となっています。

本馬は2021年12月12日に阪神ダート1800mの新馬戦でデビュー。栗東のCWコースで水準以上の動きを見せており、10頭立ての3番人気に支持されました。スタートも良く、積極的にハナを切る競馬を見せましたが、4コーナーで早めにステッキが入るなど手応えがもうひとつ。ラスト1ハロンでは脚が上がってしまい、7着に終わっています。
その後は距離を短縮しても先行力を発揮してくれましたが、なかなか掲示板に上がることができず、8月には大井1200mの交流競走に遠征。ここでも抜群のスタートダッシュを見せて、道中は後続を3馬身ほど引き離して逃げましたが、ラスト1ハロンを切ってから2頭にかわされ、よく食い下がったものの3着まで。勝ち上がることはできず、中央の登録は抹消して名古屋競馬に移籍しました。

移籍後は1500m戦を2戦しましたが、着順は上がってきていません。前走は少し我慢をさせる競馬を試みましたが、ラストは脚を使うことができませんでした。馬場や距離が合っていないのかもしれず、このタイミングでオークションに出品させていただきます。スピード能力やダッシュ力を秘めていますし、まだ3歳と馬も若く、伸びしろが十分にあると思います。うまくかみあって力を発揮できれば、短距離で活躍してくれるのではないでしょうか。

【本馬についての現状説明】
普段は扱いやすく、調教でもいい感じで自分からハミを取って走ってくれる馬です。右前の球節は入厩当初から軟腫が張っていますが、歩様などに異常はありません。レースでもテンに行ける脚がありますが、名古屋の1500mは少し長かった印象です。（名古屋競馬・角田輝也調教師）


※南関東3競馬場（川崎・船橋・浦和）への特例転入が可能です。

※湖南馬事研修センター（滋賀県甲賀市信楽町小川出・吉澤ステーブルWEST）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
10月22日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)吉澤ステーブル