ウイングラドナス　Win Gladness　　牡　３歳　　※地方競馬　在籍

父ドリームジャーニーは怪物オルフェーヴルの全兄にあたり、現役時に有馬記念、宝塚記念などG1を3勝。産駒も結果を残しており、中央ではミライヘノツバサ（ダイヤモンドS、日経賞2着、AJCC3着）やヴェルトライゼンデ（鳴尾記念、ホープフルS2着、日本ダービー3着）、トゥラヴェスーラ（京王杯スプリングC2着、阪急杯2着、高松宮記念4着）、エスティタート（シルクロードS2着、京都牝馬S3着）、アルメリアブルーム（愛知杯2着）、スルーセブンシーズ（紫苑S2着）、トオヤリトセイト（アーリントンC3着）が、地方ではイルティモーネ（兵庫ゴールドトロフィー2着）やドリームズライン（名古屋・東海ダービーなど重賞3勝）、ポッドガゼール（浦和・ユングフラウ賞2着、TCK女王盃4着）らが躍動。古馬になっても簡単には衰えがこない点も強みのひとつです。

一方、母系は曾祖母にイットー（高松宮杯、スワンS）、祖母にカムイイットー（シンザン記念3着）を持つ、いわゆる“華麗なる一族”。半兄フクダイトウリョウ（名古屋・東海ダービー3着）、半姉ギリニンジョウ（笠松・ライデンリーダー記念3着）ともに地方重賞で活躍を見せており、おじに中央5勝ペルフェット（東海S5着）やハッピーカオル（ブラッドストーンS）、いとこにエイムアットビップ（ファンタジーS2着、阪神ジュベナイルF3着）やアイオライト（ベテルギウスS、大沼S、全日本2歳優駿2着）と活況。近親にはハギノトップレディ（桜花賞、エリザベス女王杯）やハギノカムイオー（宝塚記念）、ダイイチルビー（安田記念、スプリンターズS）など、歴史に名を刻むスターホースたちがズラリと並んでいます。

2020年の北海道セレクションセールにて880万円で落札され、翌年、美浦・青木孝文厩舎よりデビュー。JRAでは主に芝2000mを使われましたが、計9戦してデビュー戦の7着が最高。スピードもスタミナも不足し、思うような結果が出せず、3走連続9着以下による2ヶ月間の出走制限が課せられたことから、今年3月17日のサラブレッドオークションに出品され、当方が落札いたしました。

その後はホッカイドウ競馬へ移籍。1、2戦目は勝ち負けに持ち込めませんでしたが、ブリンカーを初めて装着して臨んだ3戦目の5月12日、門別・3歳条件4組40万円以下（ダ1600m）では直線で脚を伸ばして、3着馬にクビ差まで詰め寄りました。これで完全に軌道に乗ったようで、続く5月26日の門別・3歳以上C4-2（ダ1700m）では初めてハナを切り、3着に好走。さらに6月16日の門別・3歳以上C4-4（ダ1700m）でも2着と一走ごとに着順をひとつずつ上げていくと、7月6日の門別・3歳以上C4-3（ダ1700m）でも再び主導権を握り、終始先頭を譲らないまま8馬身差の圧勝で嬉しい初勝利を飾りました。8月以降も6戦して2着2回、前走も3着とコンスタントに賞金を獲得しています。

初勝利を逃げ切りで収めたように、スムーズに自分の競馬ができると非常に強いタイプで、ここまでハナを切ったレースでは3、2、1、2、4、3着と必ず上位争いに加わっています。今後もけれんみのない逃げで好成績を収めてくれると思います。

【本馬についての現状説明】
先行してこそのタイプで、門別に来てから掲示板を外した3戦は、いずれもハナを切れませんでした。気分良く、マイペースで運ぶことができれば、能力を発揮してくれます。そのため今年の5月からはレースでブリンカーを使用。少しでもこの馬の競馬ができるように努めました。（ホッカイドウ競馬・小国博行調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※門別競馬場・小国博行厩舎（北海道沙流郡日高町富川駒丘）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
10月22日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：月舘　範行