カズマッカレン　Kazu McAllen　　セン　６歳　　※地方競馬　在籍

父ダイワメジャーはダートで初勝利を挙げ、スプリングS3着から皐月賞に駒を進めると、10番人気の低評価を覆して快勝。クラシック本番で芝初勝利を挙げました。その後もコンスタントに重賞タイトルを積み重ね、5歳秋には毎日王冠、天皇賞・秋、マイルCSと3連勝。翌年には安田記念、マイルCSを制しました。前々から押し切る持久力を生かした競馬を得意とし、瞬発力勝負が得意な他のサンデーレイレンス産駒とは一線を画した一流馬で、種牡馬としても、その特徴をよく産駒に伝えています。初年度からNHKマイルCの覇者カレンブラックヒルを出し、その後もコパノリチャード、メジャーエンブレム、レーヌミノル、アドマイヤマーズ、レシステンシアとG1馬を輩出。また、ダートでもブルドッグボス、ノーヴァレンダといったG1馬を出している大種牡馬です。

母系を見ますと、母ダニエラズフラワーは米国で2勝。半弟テイエムルーラーは佐賀で2勝を挙げています。母のきょうだいには米国のリステッドレース勝ち馬や重賞好走馬がおり、日本で走りJRAの芝で3勝を挙げた叔父のオールステイは種牡馬入りし、産駒がJRAで勝ち上がっています。祖母フラワレットのきょうだいには、米G1トラヴァーズSなどを勝ちBCクラシック2着のフラワーアレイ、マイルCSを勝ったトーセンラー、天皇賞・秋を勝ったスピルバーグ、フローラS3着のブルーミングアレーなどがおり、いとこには中山牝馬Sを勝ってヴィクトリアマイル2着のランブリングアレー。溯れば、米国で多数の重賞勝ち馬を送り出している名牝系となります。

本馬はデビュー前に去勢手術を行い、2019年7月22日に川崎1400mの3歳6組戦で遅いデビューを果たしました。ここを4馬身差で完勝すると、続く同舞台の3歳3組戦でも5馬身差で圧勝。デビュー連勝を果たし、中央に転入しました。
転入初戦となった年明けの阪神ダート1800m戦で10着に終わると、その後もなかなか掲示板に上がることはできず、4カ月で5戦して登録を抹消。兵庫県競馬に移籍しています。
移籍後は園田1400mのB2戦で4戦連続2着となるなど安定した走りを続けましたが、勝ち切るまでには至らず、翌年4月には高知に移籍。移籍2戦目に1300mのC3戦で川崎時代以来の勝利を挙げると、同年8月にも勝利。10月からは5戦4勝と充実した走りを見せて、C1までクラスを上げ、今年に入ってからはB2、B1戦でも連対するなど力をつけてきました。
7月には金沢に移籍し、A2クラスで2、3着に食い込むなど頑張ってくれましたが、ここ数戦は相手も強くなって思うような走りができておらず、今回はオークション出品を決めました。舞台を問わずに活躍してくれた馬で、逃げる競馬でも差す競馬でもできるタイプ。自在性を生かした活躍に期待しています。

【本馬についての現状説明】
レースに行くと気難しい面を出すことがあり、他の馬を気にするような面や、もまれると自分でやめてしまうようなところがあります。走り切っていないぶん、レース後はケロッとしており、そうした部分で成績が上がってこないようなところがある馬です。（金沢競馬・加藤和義調教師）


※2019年2月23日（3歳時）に去勢手術を行っています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※金沢競馬場・加藤和義厩舎（石川県金沢市八田町西）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
10月29日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(同)雅苑興業