ビッグリュウオー　Big Ryuo　　牡　２歳　　※中央競馬　登録抹消

父ビッグアーサーは3歳春のデビュー戦を勝利し、長期休養を経て、5連勝でOP入り。重賞初挑戦となった北九州記念でベルカントの2着に敗れて初黒星を喫しましたが、続くオパールSでは1分6秒7の好時計で改めて能力の高さを見せつけました。5歳時の高松宮記念では1番人気に応えて快勝し、スプリント界の頂点に立っています。同年秋のセントウルSを快勝して臨んだスプリンターズSでは、直線で進路がなくなって力を発揮できずに思わぬ12着。その後も故障に泣かされて白星を挙げられず、6歳時のスプリンターズS6着を最後に引退、種牡馬入りしました。産駒のデビューは2021年。7月の福島芝1200mの新馬戦でウインモナーク（雪うさぎ賞、葵S4着）が勝って産駒のJRA初勝利を果たすと、トウシンマカオは京王杯2歳S2着となり、クロッカスS、オパールSを勝利。グッドディールは寒椿賞を勝ち、昇竜Sで3着、グランアリエルがHTB杯で3連勝を飾るなど、産駒は芝・ダートを問わずに活躍しています。そして現2歳世代もブトンドール（函館2歳S）、イコサン（クローバー賞2着）など好調なスタート。地方競馬でも重賞好走馬が複数出ており、サクラバクシンオーの有力な後継種牡馬となっています。

一方、母系は4代母に著名繁殖牝馬Balladeを持ち、Glorious SongやDevil's Bag、Singspiel、Campanologist、ダノンシャンティといった名馬たちも皆このファミリー。半姉ハニハニハーモニー、半兄ディーププレザントともに中央でも掲示板に載っており、おじにダイオライト記念を制したフサイチセブンや米重賞2着のPleasant Divorce。近親にはSligo Bay（米G1ハリウッドターフC）やMr. Big News（米G1ケンタッキーダービー3着）、Seachange（仏G2コンセイユドパリ賞）、ダノンバラード（AJCCなど重賞2勝）、エアアルマス（東海S）、グラッツィア（川崎記念3着）、スーパームーン（AJCC2着）など、国内外の活躍馬がズラリと並んでいます。

8月13日の新潟・2歳新馬（芝1600m）でデビュー。出走17頭の中で一番いいスタートを切ると、2番手につけて、そのまま4コーナーを回りましたが、最後の直線で脚が止まってしまい14着。現状では距離が長かったという見解から、その後は芝1200mを使ってみたり、ブリンカーを着用してみたり、ダートへ矛先を変えれみたりと、一戦ごとに試行錯誤しましたが、残念ながら大きな進展は見られませんでした。

ただ、その名の通り、510㎏を超える大型馬で、見た目の良さ、迫力は十分。動き自体も悪くありませんし、デビュー1週前、8月3日の追い切りでは美浦坂路で52.4-38.5-25.7-13.3の好時計をマークしていました。まだ、キャリア4戦の2歳馬ということで、今後、レース経験を積み重ね、馬体も引き締まってシャープになってくれば、ガラリと変わってきそうな雰囲気がありますし、地方競馬に舞台を移せば、条件次第ですぐにでもチャンスが回ってくるかもしれません。今回、まだまだ伸びしろが見込める段階で、早々にオークション出品の決断をいたしましたが、新天地で素質開花に至ることを生産者として切に願っております。


※JRAでの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限（2022年11月30日まで平地競走に出走できない）」を受けています。
　　　2022年10月30日（日）　4回東京9日　1R　2歳未勝利　ダ1400m（良）
　　　結果13着　　タイム1:30.7（1着馬からのタイム差4.4秒、5着馬からのタイム差2.8秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※ゆう癖があります。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※千代田牧場千葉（千葉県山武郡芝山町岩山）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
11月5日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：千代田牧場