クリノゴーゴー　Kurino Go Go　　牝　３歳　　※地方競馬　在籍

父サドンストームは2歳夏に北海道でデビューして早い段階で2勝を挙げ、京王杯2歳Sで2着。3歳時には京洛Sを勝つなど若いうちから結果を出し、古馬になってからも一線級で活躍したスプリンターです。4歳夏に一旦降級し、準オープンを勝ってオープンに返り咲いたあとは白星こそ挙げられませんでしたが、5歳時の京阪杯、6歳時のシルクロードSで2着。7歳でもオープンで好走し、8歳1月まで走り、引退、種牡馬入りしました。2019年産の初年度産駒の2頭を含め、血統登録された産駒はわずか4頭と少なく、その中から岩手のベルスオパールが盛岡ダート1200m戦で勝ったのが、中央、地方を合わせて唯一の白星となっています。

母系を見ますと、半兄ウインプレミアムがJRAのダートで4勝、トゥルッリはJRA3勝ののち門別でも勝利を挙げるなど、きょうだいは中央、地方で多くの白星を挙げています。母カーメリタは英国産で不出走ですが、そのきょうだいには安田記念、スプリンターズSを勝ったブラックホーク、NHKマイルCを勝ったピンクカメオ。近親にも国内外で重賞を勝ち、息の長い活躍を見せたステイフーリッシュや、6勝を挙げ共同通信杯3着のマルターズホーク、京成杯AH2着のシベリアンホーク、ダービー卿CTを勝ったロジチャリス、新潟ジャンプSを勝ったグッドスカイ、京都2歳Sを勝ったグレイルと活躍馬がズラリと名を連ねています。祖母シルバーレーンも愛オークス3着の活躍馬で、一族からは米国でG1を3勝したホークスターなども出ている名牝系です。

本馬は2021年7月3日に小倉芝1200mの九州産限定新馬戦でデビュー。スタートそのものはそこまで速くありませんでしたが、ジワッと加速がついて無理なく中団で流れに乗りました。勝負どころの手応えも上々で、直線で馬場の外めに出されてからもしっかりと脚を使い、0秒8差の4着まで追い上げてゴール。ひまわり賞で2着となるカシノコマンドあたりに先着しています。
同条件の2戦目は16頭立ての11着に終わり、その後は休養。3戦目は佐賀1400mの交流競走に出走しましたが10頭立ての9着に。再びひと息入れて挑んだ8月の小倉芝1200m戦でも18頭立ての15着と結果が出ずに、中央の登録は抹消。兵庫県競馬に移籍しました。
ところが、移籍後は園田1400m戦で2戦ともに大敗しており、条件的にも合っていないと判断して、オークション出品を決めました。デビュー戦で376kgという小型な馬でしたが、前走時は410kgまで増えてきており、今後も心身両面での成長が望めると思います。父の子はレアですが、母系はかなり優秀。新天地でポテンシャルを発揮してくれることを願っています。

【本馬についての現状説明】
小柄で線の細い馬で、牝馬らしくカリカリする気性の馬です。特にレース後はかなりテンションが高くなってしまっています。砂が重い今の園田の馬場は合っていない印象ですし、砂質が軽く、滞在でレースを使える競馬場であれば、スピードを生かせるかもしれません。（園田競馬・西川進也調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※園田競馬場・西川進也厩舎（兵庫県尼崎市田能）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
11月5日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：栗本　八江