コルレット　Collerette　　牝　３歳　　※地方競馬　在籍

父エピファネイアは菊花賞で春惜敗の雪辱を果たし、翌年のジャパンCでは並み居る強豪を相手に大きく突き放す圧勝劇を演じてG1・2勝。種牡馬入り後は毎年200頭以上への種付けが続く超のつく人気ぶりで、初年度から三冠牝馬デアリングタクトを筆頭に、アリストテレス（AJCC、菊花賞2着）やイズジョーノキセキ（府中牝馬S、エリザベス女王杯5着）、クラヴェル（マーメイドS2着、エリザベス女王杯3着）、シーズンズギフト（ニュージーランドT2着）、ムジカ（ローズS2着）、スカイグルーヴ（京王杯スプリングC2着、京成杯2着）、ヴァルナ（京王杯2歳S3着）、ロールオブサンダー（京都2歳S3着）らを輩出。そして2世代目からエフフォーリア（皐月賞、天皇賞・秋、有馬記念）やオーソクレース（菊花賞2着、ホープフルS2着）、ジャスティンカフェ（毎日王冠2着）、3世代目からはサークルオブライフ（阪神ジュベナイルフィリーズ、桜花賞4着）といった大物が誕生するなど、今まさに名種牡馬としての地位を築き上げつつあります。

一方、母系は札幌記念の勝ち馬アポスピードを産んだダイサンキヨサチ（浦和・桜花賞、ゴールドC）を4代母に、エリザベス女王杯2着のトウショウアイを祖母に持つ歴史あるファミリーで、ミスターボーイ（マイラーズC、セントウルS）やミルフォードスルー（シンザン記念、函館3歳S）、ニホンピロブレイブ（エプソムC、京阪杯）らもこの一族。おばにアイチャンルック（川崎重賞・ロジータ記念）、おじに中央4勝アッパレイモン（梅田S、交流G2オグリキャップ記念4着）、いとこに中央4勝タガノハヤテ（濃尾特別）など堅実な走りを見せており、母ローザレーヌは中央ダートで3勝、半兄エフォートランは園田で5勝を挙げています。
また、エピファネイア×マンハッタンカフェの配合からは、スイートピーS2着アラビアンナイトや、中央2勝ルトロヴァイユ（立志賞、芙蓉S4着）、2歳新馬勝ちしたインスタキング、フィレットなど、複数の勝ち馬が出ています。

本馬は2歳12月に阪神・芝1600m戦でデビュー。調教の良さから4番人気に支持されるも、直線では脚を伸ばし切れず9着でゴールします。2、3戦目は芝2000m戦に出走しますが若干距離が長かったためか見せ場をつくれません。それでも4戦目の小倉・芝2000m戦では2番手追走から直線でもしぶとく脚を使って勝ち馬と0.8秒差に粘りました。
未勝利戦期間内に勝ち上がることができず、名古屋競馬の現厩舎に移籍後は5戦を消化。そのうち1番人気が3度、2番人気が2度と、能力の高さは認められていたものの、キックバックや馬群を嫌がったりしてなかなか力を発揮できません。どこかで変わり身がありそうな感じはするものの、時間が掛かるかもしれない現状を踏まえてこのタイミングでサラブレッドオークションに出品の運びとなりました。
エピファネイア産駒ですし、噛み合った時には想像を超えた走りをしてもおかしくありません。また、上記の血統背景から将来の繁殖候補としてもご一考頂けますと幸いです。

【本馬についての現状説明】
前走は距離を920mに短縮してみました。ただ、スタートして外に膨らんでしまって、それを取り戻すように4番手までポジションを上げましたが、弾けるようなところがありませんでした。内めの枠だったら多少結果は違っていたかもしれません。今回は単勝1.4倍の1番人気、常にこちらでは上位人気に支持されたように、いずれかで初勝利のチャンスはあると思います。（名古屋競馬・藤ケ崎一人調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※名古屋競馬弥富トレーニングセンター・藤ケ崎一人厩舎（愛知県弥富市駒野町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
11月12日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)ノルマンディーサラブレッドレーシング