ホウオウアクセル　Ho O Accel　　牡　６歳　　※中央競馬　登録抹消

父マツリダゴッホは3歳秋以降に徐々に力をつけ、4歳時のAJCCで重賞初制覇。暮れの有馬記念では、単勝9番人気の伏兵ながらダイワスカーレットを下してG1初制覇を飾りました。他にも、オールカマー3連覇、日経賞勝ちと重賞6勝がすべて中山競馬場というスペシャリストとしても知られています。種牡馬入りしてからは、自身と同じ中長距離と得意とする馬だけでなく、前向きなスピードタイプも輩出。新潟2歳S、京成杯AH、スワンSと重賞3勝のロードクエストを筆頭に、ラジオNIKKEI賞を勝ったウインマーレライ、ファンタジーS勝ちのクールホタルビ、チャレンジC勝ちのマイネルハニー、函館2歳S勝ちのリンゴアメなどを送り出しています。また、コスモリョウゲツ、コスモカット、コスモナーダムといった地方競馬の重賞勝ち馬を輩出しているのも特徴。母の父としてもナムラリコリスが函館2歳Sを勝ちました。

母系を見ますと、母系を見ますと、半姉テーブルスピーチはJRAの芝で2勝、ダートで1勝を挙げ、オープンの紫苑Sでも5着。半姉ローゼンタールもJRAのダートで4勝、全姉ミラビリアも平地、障害合わせて4勝を挙げており、きょうだいは優秀。母タニノエクセレントは園田でデビュー4連勝を果たすなど、計7勝を挙げており、その半妹には、日本ダービーやジャパンCなどG1を7勝した名牝ウオッカがいるという血統です。祖母タニノシスターは短距離で5勝を挙げ、そのきょうだいには京王杯SC2着のスカイアンドリュウやガーネットSを勝ったスリーアベニュー。さらに溯れば桜花賞馬シスタートウショウなども同じ一族の出身で、いわゆるシラオキ系と呼ばれる牝系からは、コダマやスペシャルウィークなどのダービー馬も出ており、日本屈指の名門です。

本馬は2018年12月2日に阪神芝2000mの新馬戦でデビューし、現オープンのヒンドゥタイムズから0秒7差の4着。勝ち馬に次ぐメンバー2位の上がりタイムをマークし、ダート重賞で活躍中のラプタスなどには先着しました。
年明けの小倉芝2000m戦では、やはり現オープンのカラテの2着になるなど、その後も2着3回、3着1回と上位争いを繰り広げながら、勝ち切ることはできずに未勝利戦の期間が終了。その後は障害練習を積み、4歳からは障害馬として再出発しています。
入障直後は成績が安定しないところがありましたが、5戦目の阪神2970m戦で2着となるなど力を示し、同年の秋以降は成績が安定。昨年秋までに2着3回3着4回の成績を残しています。
ただ、今年に入ってからは4着が最高と思ったほど成績が上がっておらず、9月の小倉では前進気勢を欠いたことで初の競走中止。障害調教再審査となり、審査明けの11月の福島では、心房細動で競走を中止しています。症状は問題なく、そこから連闘で福島芝2600mの平地戦を走らせましたが、後方で流れに乗れずに16頭立ての14着。この一戦でオークション出品を決めました。

最近は障害レースに嫌気をさしているようなところも見受けられましたが、馬は相変わらず元気が良く、少し気難しい面はあるものの、ビシッと追われれば真面目に走ってくれます。そういう意味では少し乗り手を選ぶタイプかもしれません。
平地、障害ともあと一歩で白星を挙げられませんでしたが、障害を使いながら力をつけていると思いますし、直線がダートのレースでも上位争いできているように、砂の走りも問題ありません。脚元は丈夫ですし、今後もコンスタントに競馬を使っていけるでしょう。新天地で待望の初勝利を挙げてくれることを願っています。現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※2022年11月6日の競走中に疾病（心房細動）を発症したため、2週目4コーナーで競走を中止しています。

※2022年9月4日の競走中に前進気勢を欠いたため、2週目2号障害手前で競走を中止。障害調教再審査（平地調教を含む）となっています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※グリーンファーム甲南（滋賀県甲賀市甲南町新治）に在厩しており、預託料は11,000円/日（税込）です。
11月19日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：小笹　芳央