サムズアップ　Thumbs Up　　牡　５歳　　※地方競馬　在籍

父アイルハヴアナザーは米国で生産、調教され、2歳時は1勝に終わりましたが、3歳を迎えてから快進撃を開始。サンタアニタダービーでGⅠ初勝利を飾ると、続くケンタッキーダービーで豪快な差し切り勝ち。続くプリークネスSでは、ケンタッキーダービー2着馬Bodemeisterとの競り合いを制し、2冠を達成しました。ベルモントSでの3冠制覇の期待が高まりましたが、レース直前になって故障が判明し、そのまま引退。翌年から日本で種牡馬入りすることが決まりました。産駒のデビューは2016年。初年度から芝、ダートを問わずに多くの産駒が勝ち上がり、その中の1頭のアナザートゥルースがアンタレスSを制してJRAでの重賞初制覇。その後も福島民友Cを勝ったマイネルユキツバキや、総武Sを勝ったメイショウワザシなどが活躍しています。また、芝でもラジオNIKKEI賞2着、アンドロメダS勝ちのマイネルサーパス、函館2歳S2着のウインジェルベーラ、葵Sを勝ったウインマーベルなどが登場。地方でも重賞勝ち馬を輩出しています。

母系を見ますと、半兄コスモソーンパークはJRAの芝でオープン勝ちを含む6勝を挙げて小倉大賞典2着。その他のきょうだいは地方競馬を中心に多くの白星を挙げています。母マイネピュールはJRAの芝で3勝。そのきょうだいは4頭が地方競馬で勝ち上がりました。祖母、3代母は不出走ですが、一族からは中央で6勝を挙げてオープン入りし、種牡馬となったトーヨーシンゲキや、スプリングS2着のセイクビゼン、中央、高知で活躍して種牡馬となったグランドテスコなどが出ており、中央、地方を問わず堅実に活躍しています。

本馬は2019年12月25日に大井1600mの新馬戦でデビューし、後方からメンバー最速の上がりタイムをマークして追い上げたものの、逃げた馬をとらえきれず2着。2戦目は年明けの4月となり、同距離の3歳140万下戦を2馬身半差で完勝し、初勝利を挙げています。4戦目には1700mの3歳選抜戦で2勝目を挙げるなど、大井では7戦2勝、着外は1回のみという成績で門別に移籍しました。
移籍初戦は2000mのB1戦に出走し3着。2戦目以降はA級戦に出走を続けており、3戦目の2000mの特別戦では早め先頭から2着に粘り込みました。今シーズンは重賞のコスモバルク記念で始動し、ここはさすがに相手も強く、9頭立ての8着に終わりましたが、その後は大崩れせずに安定して走れています。
7月には1800mのA3特別戦をメンバー最速の上がりタイムをマークして差し切り、門別での初勝利。10月にはA1特別戦でも差し切り勝ちを収めました。このA1戦はややメンバーに恵まれた感じもありましたが、もともと相手なりに走れるタイプで、特に今シーズンは2戦目から14戦連続で5着以内という堅実な成績。決してフロックではありません。

門別がオフに入るこのタイミングでオークションに出品させていただきますが、まだ5歳で落ち込むような年齢ではありませんし、新天地でも確実な末脚を武器に、賞金を稼いでくれる馬だと思います。現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
デビュー前の2歳6月に喉頭片麻痺の手術を行っていますが、コンスタントに競馬を使えているように、今では問題ありません。今シーズンのホッカイドウ競馬ではフルに走ってくれ、オープン下にて2勝いたしております。ホッカイドウ競馬閉幕後、現在はオリオンファームに下げて、元気に特に問題無くしております。軽めの馬場の方が走りっぷりが良いので、ダートだと重馬場が得意でしたが、最近は良馬場でも安定した走りをみせてくれておりました。一度、芝の長いところを使ってみたい馬です。（オリオンファーム担当マネージャー）


※2019年6月（2歳時）に喉頭片麻痺による喘鳴症（ノド鳴り）を発症し、手術を行っています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※オリオンファーム（北海道沙流郡日高町字福満）に在厩しており、預託料は7,700円/日（税込）です。
11月19日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)オリオンファーム