トウキョウドライヴ　Tokyo Drive　　牡４歳　　※地方競馬　在籍

父カジノドライヴはMineshaft産駒で、半兄にベルモントS勝ちのJazil、半姉にベルモントS、ケンタッキーオークスなどG1を4勝したRags to Richesがいる超良血馬。外国産馬として日本でデビューし、新馬戦で後続を2秒以上突き放す大差勝ちを果たすと、その後は米国に遠征しました。2戦目となったG2ピーターパンSを快勝し、日本調教馬として初の米国ダート重賞制覇。その後に予定していたベルモントSは挫石のため直前で回避し、いったん帰国しましたが、秋には再び米国へ。条件戦を快勝してBCクラシックに挑みましたが、ここは12着。4歳時はフェブラリーS2着のあとドバイワールドCに遠征して8着と挑戦を続けました。産駒のデビューは2015年。みやこSを勝ったヴェンジェンス、プロキオンSを勝ったメイショウカズサなどダートの重賞ウイナーを送り出しています。地方でもラプラス、テーオーブルベリーなど多くの重賞勝ち馬を送り出し、カジノフォンテンはJRA勢を相手に川崎記念、かしわ記念を勝っています。

母系を見ますと、きょうだいは5頭が地方競馬で勝ち上がり。母パンジェンシーは大井のデビュー戦で2着の1戦のみで引退しており、そのきょうだいは4頭がJRAで、3頭が地方競馬で勝ち上がり、伯父のアヴェンティーノは芝で4勝し、オルフェーヴルの帯同馬としてフランスに遠征し、凱旋門賞にも出走しました。祖母アッサムヒルは芝、ダートを問わずにJRA4勝の活躍馬。近親には東京スポーツ杯2歳Sを勝ったフサイチアソート、牝馬東京タイムズ杯を勝つなど6勝を挙げたリストレーション、その半妹でフラワーC2着のダンスダンスダンスなどがおり、毎日杯を勝ったアイアンルックや、ロジータ記念などを勝ってNAR賞の最優秀3歳牝馬に輝いたステップオブダンスなども同じ一族。芝、ダートを問わず多数の活躍馬を送り出すファミリーです。

本馬は2020年4月28日に門別1000mの新馬戦でデビュー。8頭立ての5着でしたが、メンバー最速の上がりタイムをマークし、2戦目に同距離の未勝利戦を3馬身差で完勝して初勝利を挙げました。その後は短距離のオープン戦で少しパンチ不足の競馬が続きましたが、1500mに距離を延ばした10月の特別戦を差し切って2勝目を挙げています。なお、開催閉幕後にヒザのクリーニング手術を行いました。

3歳シーズンは1600m以上を中心に走って掲示板を外すことなく、夏場にはB4戦を連勝したあと、準重賞のびらとりオープンを6馬身差で逃げ切って3連勝。2戦後にも準重賞で2着に逃げ粘り、3歳シーズン終了後に大井に移籍しました。
南関東ではB3に格付けされ、4戦して3戦で掲示板を確保しましたが、勝ち負けに持ち込むことはできず、7月には門別に復帰。復帰初戦となった1700mのA1戦では後続に7馬身差をつけて逃げ切り勝ちを収めています。

その後も、8月に1800mのA2戦、10月には2000mのA1戦を逃げ切っており、ここ2戦もA1戦で3着となっています。今回はシーズン終了のタイミングでオークションに出品させていただきます。門別では逃げ脚を武器に活躍してくれた馬。新天地でもそうした武器を生かして活躍してくれるものと期待しております。

【本馬についての現状説明】
マイペースでハナに立つことができれば渋太い馬です。距離の融通性も高い馬ですが、やはり長めの距離でハナを取り切る形がベストでしょう。（ホッカイドウ競馬・角川秀樹調教師）


※2020年4月28日（フレッシュCh・2歳時）にて発進不良により発走調教再審査となっています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※オリオンファーム（北海道沙流郡日高町字福満）に在厩しており、預託料は7,700円/日（税込）です。 
11月26日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)白井牧場