エストラード　Estrades　　牡５歳　　※地方競馬　在籍

父トーセンブライトは現役時に兵庫ゴールドトロフィー連覇を含む交流重賞4勝をマーク。種牡馬入り後の産駒頭数は毎年10頭前後と少ないものの、これまで9世代で出走した87頭のうち65頭（75％）が勝ち上がる好成績を残しており、ハイランドピーク（エルムS）やカイル（大井・東京ダービー）、ジョエル（大井・黒潮盃、川崎・クラウンC）、トーセンブル（園田・六甲盃、笠松・オグリキャップ記念、大井・金盃2着、ダイオライト記念4着）、ノブレスノア（大井・ハイセイコー記念）、トーセンレビュー（名古屋・東海桜花賞、金沢・金沢スプリントC）、アペリラルビー（園田・のじぎく賞、東海重賞2着3回）、ミスカゴシマ（佐賀重賞8勝）、フォークローバー（佐賀オータムスプリント連覇）、ドミニク（名古屋・ゴールドウィング賞、笠松・クイーンC）と重賞ウイナーを多数輩出。他にもトーセンマリオン（関東オークス3着）やワンパーセント（中央3勝、南関東6勝、浦和重賞・プラチナC4着）など、内容も充実しています。

一方、母系は中山牝馬Sの勝ち馬シャダイコスモスを産んだシャダイプリマを5代母に、皐月賞馬ダイナコスモスを産んだシャダイワーデンを4代母に持ち、メイショウトウコン（東海Sなどダート重賞5勝、ジャパンCダート2着）らもこのファミリーの出身。近親にはクラフトワーク（ＡＪＣＣなど重賞3勝）やクラフトマンシップ（函館記念）といった重賞勝ち馬が並んでおり、おじにナンヨーマーズ（白梅賞2着、いわき特別2着）、いとこにグローリアスカペラ（春菜賞3着、アネモネS4着）が存在。出品本馬を含む出走した兄弟すべてが勝利を収めている点も見逃せません。
また、トーセンブライト×フジキセキの配合からは、出品本馬エストラード以外にも中央2勝スプリングフットや、船橋・高知で計4勝トーセンジャックなど、複数の勝ち馬が出ています。

2019年6月15日の東京・2歳新馬（ダ1400m）で2着と能力を示し、その後も未勝利戦では能力上位であることを見せたものの、勝利には届かず、中央での続戦を断念。浦和の小久保智厩舎へ移籍し、南関東では9戦2勝、3着1回の成績を残しました。そして、2021年9月2日のサラブレッドオークションに出品されたことから、当方で落札。園田の現厩舎でお世話になっています。園田では主にダート1400mを使い、昨年12月15日の園田・近畿畜産特別（ダ1400m・B1クラス）に優勝するなど、活躍していましたが、A2クラスに昇格してからはクラスの壁を感じるようになりました。さらに右前種子骨の靭帯に張りがある影響もあり、今年夏には再びB1クラスに戻ったものの、11、7、4、7着と1年前のような活躍が見られませんでした。じっくり立て直すには時間が必要であることから、続戦を断念してオークションに出品する決断をいたしました。立て直せば、また上位争いを演じるようになるかもしれません。

なお入札の際には、脚元の具合をご理解いただき、現状渡しのノークレームノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
右前種子骨靭帯に張りが見られた為、治療を施しましたが、状態に変化がありません。このままいたずらにレースを使っても進展が期待できないことから、放牧に出して立て直すことも検討されましたが、それには時間を要することから、最終的にオークション出品となりました。（園田競馬西脇・栗林徹治調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※ジュニア牧場（兵庫県加西市中富町）に在厩しており、預託料は4,730円/日（税込）です。
11月26日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：吉岡　寛行