メイショウバイラン　Meisho Bairan　　牝　５歳　　※地方競馬　在籍

父キンシャサノキセキは高松宮記念連覇を含む、短距離重賞7勝を挙げた快速馬。種牡馬入り後はモンドキャンノ（京王杯2歳S、朝日杯フューチュリティS2着）やガロアクリーク（スプリングS、エプソムC2着、皐月賞3着）、シュウジ（阪神C、小倉2歳S）、ルフトシュトローム（ニュージーランドT、NHKマイルC5着）、サクセスエナジー（東京盃、さきたま杯）、カシアス＜Kemono＞（函館2歳S）、ヒラボクラターシュ（佐賀記念）、フレッチャビアンカ（ダービーグランプリ、東京記念、金盃）、ベルーガ（ファンタジーS）、リバーラ（ファンタジーS）、ジュランビル（フィリーズレビュー3着）、ストライクイーグル（大井記念など大井重賞3勝、日本テレビ盃3着）、ブルベアイリーデ（東海S3着、マーチS3着）など多くの産駒が様々なカテゴリーで活躍を収めており、近年では地方競馬や中央ダートサイアーランキングの上位にもランクインし、さらなる飛躍を遂げています。

一方、母系は米G3バーバラフリッチーH3着Willamaeを曾祖母に持ち、おばのUndermine（米G3アンアランデルS）、おじのHolberg（英G3クイーンズヴァーズ）ともに重賞ウイナー。近親にはTizway（メトロポリタンHなど米G1・2勝）やWill's Way（トラヴァーズSなど米G1・2勝）、Acceptable（米G3ケンタッキーCプリヴューH、米G1BCジュヴェナイル2着）、Citidancer（米G1ジェロームH2着）といった種牡馬としても名を馳せるビッグネームがズラリと顔を並べており、中央2勝コンフィデンス、佐賀重賞3着シゲルオウミをはじめ、出品本馬を含むきょうだい7頭すべてが勝利を収めている点も見逃せません。

本馬は2020年4月の阪神芝1400mでデビュー。一回使ってから体重を減らしてしまいましたが、馬体を回復して挑んだ3戦目は内容がガラリ一変。手応え以上にジリジリと伸び掲示板を確保。父の産駒らしく短距離に活路を見出しました。その後は新潟の千直でも後方からしっかりと脚を使い小倉では勝ちに行く競馬を試みますが、追い上げ虚しく同年8月のレースを最後に園田競馬へ移籍します。

ダートも苦にせず層の厚いメンバー相手に安定した走りを披露すると、昨年5月に7馬身差の圧勝劇で待望の初勝利を手中に収めます。返す刀で4馬身差の逃げ切りで連勝。格付けが上がると上位人気に推されながら足踏みが続きましたが、クラス編成の恩恵を受けた2022年は3勝をマークします。しかしながら、C1クラスに昇級すると前々で流れに乗る競馬をさせてもらえず壁を感じさせるレースぶり。残念ながらこのタイミングを機に手放すことに致しました。

強引に行かせるとラストが甘くなってしまいますが、すんなりと先手さえ主張できれば能力を発揮できるはずです。彼女の好走条件がマッチする競馬場への移籍が叶えばまだやれて不思議ないでしょう。少し間隔を開けて体を戻してあげれば、なおパフォーマンスが上がってくるかもしれません。
現状渡しのノークレームノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
転入時は中央再登録の権利（3勝以上）を得ることが目標でしたが、思いのほか時間を要してしまったため、園田続戦にシフト変更となりました。C1ではやや苦戦を強いられていますが、先行した方が持ち味を活かせる馬。相手関係ひとつで成績が向上する可能性はあると思います。牝馬特有のチャカチャカしたところがあり、手入れをする時や蹄鉄を打ち替える際に、ジッとしていないタイプです。（園田競馬西脇・橋本忠明調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※大浦競走馬トレーニングセンター（兵庫県明石市大久保町大窪）に在厩しており、預託料は4,950円/日（税込）です。
12月10日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：松本　好雄