モズハタラキモノ　Mozu Hatarakimono　　牡　２歳　　※中央競馬　登録抹消

父ゴールデンホーンは英国で生産、調教され、2歳時は1戦1勝で終了。3歳時は連勝街道を歩み、無敗で英ダービー馬に輝きました。続くエクリプスSも制して5連勝とし、8月の英インターナショナルSで初黒星を喫したものの、その後は愛チャピオンS、凱旋門賞と連勝。ラストランとなった米BCターフでは牝馬のファウンドに不覚を取り、9戦7勝で引退、英国で種牡馬入りしました。まだ産駒にそこまでの大物は出ていないものの、今年の仏G2ドーヴィル大賞を勝ったボタニクが香港ヴァーズでも2着となっており、今後の活躍が期待されます。日本に輸入された産駒では、ターキッシュパレスが3勝を挙げて菊花賞にも駒を進めました。

母系を見ますと、母キティウェルズは英国で1勝。全兄のRodrigo Diazは英G3ジェフリーフリアS2着、G3ヘンリー二世S3着と重賞でも好走しています。伯父には英セントレジャーなどを勝ち、BCターフ2着のミラン、叔母に英G3セントサイモンSを勝ったクーラがいるなど母のきょうだいは優秀で、いとこには英G2クイーンズヴァーズを勝ったケマリがいます。祖母キサンガは英G3セントサイモンSの勝ち馬で、4代母カルキーンもフランスの重賞好走馬。一族には英、愛ダービーを制したカヤージや、ヨークシャーオークス勝ち馬のキーチェインジなどがおり、非常に質の高いファミリーとなっています。

本馬は2020年のセレクトセール出身で、落札価格は1650万円。22年8月14日に札幌芝1800mの新馬戦でデビューしました。スタートは互角に出ましたが、そこまでダッシュは速くなく、馬群の後方を追走するかたちに。向こう正面に入ってからジワッとポジションを押し上げ、3、4コーナーで前を捕まえにいく脚は見せたものの、直線ではもうひと伸びがなく11頭立ての6着に終わりました。
2戦目は同じ札幌でダート1700m戦に出走。ダッシュがつかずに後方からの競馬となりましたが、やはり向こう正面に入ってから進出し、4コーナーで前の集団に追いつくと、直線もしぶとく脚を使って5着でゴールしました。勝ち馬は8馬身差の圧勝でしたが、2着馬とは0秒4差、先日勝ち上がった3着馬とは0秒1差という内容。メンバー2位の上がりタイムをマークしているだけでなく、相当長く脚を使っています。
その後はひと息入れて、12月の阪神ダート1800m戦に出走。2走目と比べるとしっかりダッシュもついて、馬群の後方とはいえ差のない位置で運ぶことができましたが、勝負どころでポジションを押し上げることができず、直線も反応がないまま最下位の11着。休ませて大きな進展が見られなかったことから、この3戦でオークションに出品させていただくこととなりました。

これといって悪いところのない馬ですし、まだキャリアの浅い2歳馬。JRAで勝ち負けに持ち込むまでには時間がかかりそうですが、2走目の内容を考えても地方競馬なら十分にやれるのではないでしょうか。血統的な魅力もありますし、今後の成長力にもご期待いただければと思います。

なお現在、右前にケイクン、右後繋内側に擦り傷がみられます。添付の画像をご確認ください。現状渡しのノークレームノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※さく癖があります。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※三重ホーストレーニングセンター（三重県員弁郡東員町大字長深）に在厩しており、預託料は7,700円/日（税込）です。
12月17日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)キャピタル・システム