エスポワールエール　Espoir Ailes　　牡　３歳　　※地方競馬　在籍

モーリス産駒の牡馬を上場します。母カデナダムールは、ドバイターフを制したリアルスティール、ブリーダーズカップフィリー＆メアターフで日本調教馬初のBC制覇を果たすなど国内外のGIレース4勝のラヴズオンリーユーの全妹という良血馬です。本馬は2歳時に右前脚の不安がありデビューが3歳の6月までずれ込みましたが、そこから4戦を消化。うち1番人気に2度指示されていたことからもその期待度がうかがえました。しかし、2着1回、5着1回と3歳未勝利戦を勝ち上がることができず、JRA再転入を目指して南関東・大井競馬に移籍しました。移籍緒戦は伏兵馬の大駆けにあって2着惜敗。続く2戦目は断然の1番人気に推されましたが、スタート直後に大きく躓いて落馬、競走中止となってしまいました。3戦目は本調子を欠いて8着に敗れ、その後ソエの症状が出ています。立て直す必要があることと、JRA再転入には時間を要しそうなことから、このタイミングでオークションへ上場となりましたが、血統背景から考えても地方競馬ならかなり活躍できる可能性を秘めていると思われます。3走前、地方競馬転入緒戦のVTRをご覧いただき、地方適性をご確認いただいた上でご入札いただければ参考になるでしょう。

【本馬についての現状説明】
2勝してJRAに戻す予定で預かりました。普段の動きから11月の2開催ですぐに達成できると思われました。こちらでの初戦はスムーズな流れで完全に勝ちパターンかと思われたところ、まったくノーマークの馬に差され2着と何かの事故にあった気持ちでした。2戦目の11/16のレースはスタートで人馬転するアクシデントに見舞われ、左前肢を大きく腫らせて帰ってきました。歩様も異常を示し大事かと思われましたが、レントゲン検査とエコー検査では大きな異常は診られず、数日様子をみているうちに腫れも徐々にひいてきたので運動を開始してみました。一度だけ上がりの歩様に異常をみせたものの腫れによる圧迫痛かと思われすぐに治りました。矢野騎手を乗せ追い切りを行い大丈夫だったので12/8に出走させることにしました。左前の落鉄もありましたがこちらの期待する走りは見せてくれずまさかの着外。年内2勝が不可能となり諦めることになりました。現状腫れは少し残っているものの骨や腱に異常はなく、安静にしていれば徐々に腫れもひいてきています。あと、前走後、右前に軽いソエが出ています。ただ、少し時間をおいて立て直せば、問題ないでしょう。また、調教時に若干ノドがゴロゴロしており、DDSP（軟口蓋背方変位）の症状と思われますので、舌をくくって対応していました。（大井競馬・藤田輝信調教師）


※2022年11月16日の競走中、発走直後においてつまずき、騎手騎坐変落馬したため、競走を中止しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,020円/日（税込）です。
12月17日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(有)サンデーレーシング