ベルファーリング　Bell Furling　　牝　６歳　　※地方競馬　在籍

父ハーツクライは国内で唯一ディープインパクトに土をつけた有馬記念、ノーステッキで後続を突き放したドバイシーマクラシックと国内外のG1を2勝。種牡馬入り後は日本が誇るトップサイアーの一頭として、ワンアンドオンリー（日本ダービー）やジャスタウェイ（ドバイデューティフリーなどG1・3勝）、リスグラシュー（有馬記念、WSコックスプレイトなどG1・4勝）、スワーヴリチャード（ジャパンC、大阪杯）、シュヴァルグラン（ジャパンC）、Yoshida（ウッドワードSなど米G1・2勝）、ヌーヴォレコルト（オークス）など、世界を舞台に活躍するG1ホースを続々と輩出。現役馬では今年の日本ダービー馬ドウデュース、ジャパンダートダービー馬ノットゥルノを筆頭に、サリオス（朝日杯フューチュリティS、毎日王冠2回）やヒシイグアス（重賞2勝、香港C2着、宝塚記念2着）、ダノンベルーガ（共同通信杯、天皇賞・秋3着）、スワーヴアラミス（東海S、マーチS、エルムS）らが躍動しています。

一方、母系はフォーティナイナー（トラヴァーズSなど米G1・4勝）やSwale（ケンタッキーダービーなど米G1・5勝）、Shadeed（英2000ギニー）らと同じく、Continueの血をつなぐ著名ファミリー。近親には米G1ホイットニーHの覇者Brunswickや、ナムラマース（毎日杯、札幌2歳S、日経新春杯2着）、ディアセオリー（薫風S、師走S3着）、ディアフロイデ（佐賀重賞3勝）、アパルダー（盛岡重賞・オパールC）など多様な広がりを見せており、祖母エアコゼットは初勝利から中央3連勝、母エアティアーモはメルボルンT、中京競馬場グランドオープン記念に勝ってOP入りの立派なキャリア。半弟ハギノロックオンが今夏の小倉において3戦目で初勝利を収め、続く昇級戦も2着に好走しています。
また、ハーツクライ×ロージズインメイの配合からは、現役準OP馬マイネルマーティン（猪苗代特別、飯盛山特別、日本海S3着）、中央勝ち馬ウインザナドゥ（八甲田山特別2着）など、複数の勝ち馬が出ています。

2017年セレクトセール出身（3996万円）で、2019年6月に栗東・矢作芳人厩舎よりデビュー。JRAでは同年8月まで所属し、6戦（0.0.2.4）。デビュー戦となった2019年6月2日の阪神・3歳未勝利（芝1800m）では、シルヴァーソニック（今年12月のステイヤーズSに優勝）の3着に好走しました。その後は浦和・小久保智厩舎に移籍。浦和では9戦して（1.1.1.6）、7戦で掲示板に載る堅実ぶりを見せると、2021年2月11日のサラブレッドオークションに出品されたことから、当方で落札しました。

その後は2021年3月から兵庫所属となり、園田と姫路では8戦して全て6着以下だったことから、同年9月より現厩舎へ移籍。これがいいターニングポイントとなったようで、初戦で2着に好走すると、何度も上位を賑わすようになり、今年5月24日の水沢・C2二組（ダ1400m）で通算2勝目を飾りました。そして昇級後もB2クラスで2着に好走するなど、コンスタントに上位争いに加わる活躍ぶりを見せましたが、再びC1クラスとなった近5走はいずれも4着以下とふるっていません。まもなく岩手競馬もシーズンオフに突入することなどを考慮し、このタイミングで新たなオーナー様を探す決断をいたしました。

なお、先述の通り父トップサイアーのがハーツクライで、母エアティアーモはオープン馬という良血。“母の父ハーツクライ”には昨年の年度代表馬エフフォーリアなど、多くの活躍馬がおり、以上のようなことから、本馬は将来繁殖牝馬としても重宝するでしょう。その点もご考慮いただき、入札にご参加いただければ非常に幸いでございます。

なお、トモズレと蹄冠部、繋に擦り傷が有ります。添付の画像をご確認ください。現状渡しのノークレームノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
前走12月20日のレースは雨や小雪が降り、馬場状態こそ不良でしたが、脚抜きが悪く、予想以上にタフな馬場でした。レースでは右にもたれる面があり、右回りだと内にササりますし、左回りだと外へ張るところがあります。（盛岡競馬・櫻田浩樹調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※盛岡競馬場・櫻田浩樹厩舎（岩手県盛岡市新庄上八木田）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
12月24日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：兼子　尚也