テセラフィリア　Tessera Figlia　　牝　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父リアルスティールは新馬、共同通信杯を連勝してクラシック戦線へ。3冠ロードでは皐月賞2着、日本ダービー4着、菊花賞2着と、ドゥラメンテ、キタサンブラックの前にあと一歩及びませんでしたが、4歳時にドバイターフを制し、G1ホースの仲間入りを果たしました。その後は5歳時に毎日王冠を勝ったのが唯一の勝利ですが、天皇賞・秋でモーリスの2着となるなど、一線級で活躍。6歳時の安田記念後に脚部不安を発症して引退、種牡馬入りしています。産駒のデビューは2022年。初年度から芝を中心にJRAで多数の勝ち上がりを記録し、オールパルフェがデイリー杯2歳Sを勝って重賞ウイナーも誕生。今後の活躍が期待される種牡馬です。

母系を見ますと、母テセラレフィナードはJRAの芝で1勝。伯父には芝、ダートを問わずにJRA4勝のリターントゥジェムがおり、母のいとこには札幌2歳Sを勝ったサンディエゴシチーがいます。3代母ビューティフルジェムは米国のリステッドレース好走馬で、4代母ジーンジョーンズは米G1ファンタジーSの勝ち馬。近親には米国の重賞、リステッドレース勝ち馬が多数名を連ね、さらに溯れば英G1フィリーズマイル勝ち馬テジアーノなども同門で、欧米で優秀な成績を残すファミリーです。

本馬は2022年9月3日に札幌芝1500mの新馬戦でデビュー。ゲートの出はまずまずでしたが、その後のダッシュはひと息で、徐々にポジションを下げる格好となりました。促しても進みが悪く、4コーナーでは最後方に。最後までギアが上がらないまま最下位の13着に終わり、タイムオーバーとなっています。
その後は立て直して、11月の福島で芝1200m戦に出走。やはり序盤は追走に手間取り、最後方を進む格好となりましたが、今度は3コーナー付近からエンジンがかかって前との差を詰め、内を回ってゴールまで脚を使いました。着順的には16頭立ての11着でしたが、上がりタイムはメンバー最速。前進を見せてくれたといえるでしょう。
ただ、その後も芝1200m戦を2度使いましたが、後方から思ったように脚を使えない競馬が続いており、現状ではパワー不足は否めないことから、このタイミングでオークションに出品させていただきます。
デビュー当時からわずかとはいえ馬体重が増えてきたのはプラス材料ですし、馬体的にも少しずつしっかりしてきました。このまま成長を続け、全体的にパワーアップしてくれば、もっと流れに乗った競馬もできるようになると思います。脚元などにも不安のない馬ですし、キャリアを積むごとに、徐々に良くなっていってくれるでしょう。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※宇治田原優駿ステーブル（京都府綴喜郡宇治田原町郷之口豊前丈）に在厩しており、預託料は12,100円/日（税込）です。
1月28日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：牧野　聖子