シゲルヒカルダイヤ　Shigeru Hikaru Dia　　牡　７歳　　※中央競馬　登録抹消

父ロージズインメイは米国で生産、調教され、3歳5月にデビュー。3歳時は一般競走を2勝しただけでしたが、4歳になってから快進撃がスタートし、4連勝でG1ホイットニーHを勝ちました。BCクラシックでGhostzapperの2着に敗れて連勝は5でストップしましたが、翌年にはドバイワールドCに優勝。この一戦を最後に故障のため引退し、翌年から日本で種牡馬入りしています。初年度から多くの種付け数を記録し、JBCスプリントを勝つなど芝、ダートを問わずに短距離で活躍したドリームバレンチノや、2014年にNAR年度代表馬サミットストーン、弥生賞を勝ったコスモオオゾラなどの活躍馬を輩出。特に交流重賞や地方の重賞での勝ち馬を多く送り出しており、自身と同様に成長力を秘めた産駒が多いのも特徴です。

母系を見ますと、母サルヴァドールはJRAで4戦0勝でしたが、きょうだいは半兄オウロプロットがJRAのダートで5勝を挙げてオープンまで出世するなど、中央、地方で多くの白星を挙げています。祖母カリティバはブラジルで重賞2勝。4代母ゲイマテルダは米国でアラバマSなどを勝った名牝で、その子孫には欧米の重賞勝ち馬が多数。日本でも、エルムSや南部杯を勝ったタイキシャーロックなども出ており、芝、ダートを問わずに多くの一流馬を送り出しているファミリーです。

本馬は2018年の北海道トレーニングセールにおいて1458万円で購入。19年1月6日に京都ダート1800mの3歳新馬戦でデビューしました。12頭立ての7番人気とそこまで評価は高くありませんでしたが、ハナを切って直線もしぶとく粘り、2着でゴール。実戦向きなところを見せると、3戦目の阪神ダート1800m戦では自分から動いて勝ちに行く競馬で逃げた1番人気馬をとらえ、早くも初勝利を挙げてくれました。
同舞台の昇級初戦では13頭立ての9着に終わり、その後は休養。秋に復帰すると一戦ごとに内容が良化し、11月の福島ダート1700m戦で3着。その後もダートでは大崩れなく走れており、5歳時は2着3回、3着1回とクラス上位の発揮。6歳時となった昨年2月の小倉ダート1700m戦で待望の2勝目を挙げてくれました。
昇級までに時間はかかりましたが、2勝クラスでもまるで通用しない感じはなく、6月の阪神ダート1800m戦では4着と掲示板を確保。9月の小倉ダート1700m戦では7着ながら0秒8差とそこまで離されずに走れています。秋以降の3戦は2桁着順が続いていますが、馬体重が一戦ごとに増えており、寒い時期でなかなか絞り切れなかった印象。520kg台での競馬がベストだと思います。
明け7歳となりましたが、5歳以降に力をつけてきた馬ですし、適度に休養を挟みながら使ってきたこともあって、まだまだ衰えのようなものは感じさせません。小倉や福島の小回りコースでもいい競馬ができているように、器用な脚が使える馬ですし、地方の競馬場も苦にすることはないでしょう。相手関係次第でまだまだ活躍してくれる馬だと思います。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※ムロタホーストレーニング（滋賀県栗東市井上）に在厩しており、預託料は7,700円/日（税込）です。
1月28日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：森中　啓子