ジーガーロンシャン　Sieger Longchamp　　牡　６歳　　※地方競馬　在籍

父ヘニーヒューズは、米国のダート短距離戦線で活躍。デビュー3連勝でG2サラトガスペシャルSに優勝し、その後はホープフルS、シャンペンS、BCジュヴェナイルとG1で3連続2着となりました。休養を挟み、3歳夏に復帰すると、G3のジャージーショアS制覇を足掛かりに、キングスビショップS、ヴォスバーグSとG1を連勝。BCスプリントでも1番人気の支持を集めましたが、こちらは14着と初の大敗を喫し、この一戦を最後に種牡馬入りしています。米国ではなかなか期待に応える産駒が出ませんでしたが、日本に輸入された産駒から、ヘニーハウンド、ケイアイレオーネが活躍。米国でも、代表産駒となるBeholder(BCディスタフなどG1を11勝)が活躍を始めていましたが、2013年10月に日本に輸入されました。その直後にアジアエクスプレスが朝日杯FSに優勝。日本での初年度となる2014年は191頭に種付けするなど人気種牡馬となり、モーニン、ワイドファラオなどがG1勝ちを果たしています。

母系を見ますと、母ジーガーウイングは金沢、門別で計6勝。きょうだいは全姉のジーガーローレンスと半弟のジーガーオーシャンがJRAのダート短距離で勝ち上がっています。いとこにはジャパンダートダービーを勝ったキャッスルトップがおり、母のきょうだいは中央、地方で3頭ずつ勝ち上がっています。祖母ジーガーターセルはJRAのダートで3勝。中央、地方で多くの勝ち星を挙げてきたファミリーです。

本馬は2019年6月21日に船橋1000mの新馬戦でデビュー。1番人気に支持されましたが、タイム差なしの2着に惜敗しました。その後も先行力を発揮しながら勝ち味に遅いところがあり、2歳時は4戦して2着2回。3歳時も善戦止まりのレースが続きましたが、6月に船橋1200mの3歳選抜戦を完勝し、12戦目にして待望の初勝利を挙げました。
初勝利で弾みがついたのか、秋には浦和1400mのB3二組戦、川崎1400mのB3戦を連勝。翌4歳時も、6月に浦和1400mのB1特別戦、9月にも大井1400mのB1戦を勝利しています。10月には浦和1400mのA2B1のJRA交流競走でJRAの2勝クラス相手に3着となり、上のクラスでも通用するところを見せましたが、残念ながらこの一戦のあと調教中に右後肢の剥離骨折が判明。その後は1年近い休養となっています。

昨年9月に復帰後はなかなか成績が上がってこない現状でもあり、今回はオークション出品を決めました。いい時期での骨折だっただけに非常にもったいないところですが、まだ6歳で休養期間が長いぶん馬も若いですし、新たなオーナー様の下で本来の走りを取り戻してほしいと願っています。現状渡しのノークレームノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
骨折箇所は手術を行いましたが、患部を開いたところ、骨はすでにくっついていました。現在でも右の飛節に腫れが残っています（添付の画像をご確認ください）が、歩様などは問題なく、出走に支障があるものではありません。ここから競馬を使いながら徐々に良化していってくれればと思います。（船橋競馬・石井勝男調教師）


※2021年10月19日（4歳時）の競走後に右飛節の剝離骨折を発症しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
1月28日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：安西　裕