クリノツッチャン　Kurino Tsutchan　　牡　４歳　　※中央競馬　登録抹消

父ミッキーアイルは2歳時から圧倒的なスピードを武器に活躍し、2戦目の未勝利戦では京都芝1600mで1分32秒3の2歳日本レコードをマーク。3歳時はシンザン記念、アーリントンCと連勝を続け、NHKマイルCも逃げ切って5連勝でG1初制覇を果たします。3歳で挑んだ安田記念では古馬の壁に跳ね返されましたが、秋にはスワンS制覇。5歳時の阪急杯でも重賞勝利を飾り、高松宮記念、スプリンターズSで2着となったのち、マイルCSで2度目のG1制覇を飾っています。初年度産駒のメイケイエールが小倉2歳Sで産駒の重賞初勝利を飾るとファンタジーS、チューリップ賞、シルクロードS、京王杯スプリングC、そしてセントウルSに優勝。また、ダートで新馬勝ちしたデュアリストは3連勝で交流G2兵庫ジュニアGPを快勝し、その後もOP特別3勝をマーク。2世代目からもナムラクレアが小倉2歳S、函館スプリントS、シルクロードSを制覇と重賞ウイナーが出ており、ピンハイ（チューリップ賞2着、オークス4着、桜花賞5着）やスリーパーダ（小倉2歳S2着）らが活躍。芝・ダートを問わず、産駒は父譲りの圧倒的なスピード能力を発揮しています。

一方、母系はエリザベス女王杯を制したエリモシックを祖母に持ち、近親にはエリモピクシー（京都牝馬S3着、エリザベス女王杯4着）を基軸にクラレント（デイリー杯2歳Sなど重賞6勝、安田記念3着）やリディル（スワンS、デイリー杯2歳S）、レッドアリオン（マイラーズC、関屋記念）、サトノルパン（京阪杯）、レッドアヴァンセ（阪神牝馬S2着、ヴィクトリアマイル3着）、レッドオルガ（東京新聞杯2着、富士S3着）、レッドヴェイロン（NHKマイルC3着）と、重賞を沸かせた面々がズラリと並ぶ豪華なファミリー。おじのダノンエリモトップは上総Sなど中央4勝、サイレンスゴールドはタイランドCなど中央3勝、サトノフェニックスは園田の重賞で2着、半兄ヴィラバドラはこれまでに大井で6勝、2着13回と安定した走りを見せています。

本馬を2020年北海道サマーセールにて495万円で購入。2022年4月の阪神芝1400mの未勝利戦でデビューしました。スタートで煽り立ち遅れてしまい、道中は大きく離された後方から追走する厳しい競馬となり着外に終わっています。
その後は芝で3戦着外となり、中央への再転入を目指すために笠松競馬へ移籍。7月笠松のダート1400mに出走すると、好位の3番手から立ち回る競馬で直線でも渋太く脚を伸ばして転入初戦を白星で飾りました。笠松の4戦目に2勝目を挙げましたが、4コーナー手前から早々と先頭に立つ強い競馬を見せてくれました。
中央への再転入後は力試しと思って金沢の1勝クラスの交流に出走しましたが、現状ではクラスの壁を感じる内容でしたので、障害調教も取り入れて、1月の小倉では障害競走と平地競走に出走しましたが、何れも力及ばず厳しい内容、出品することに決めました。
好馬体の持ち主であり、笠松で見せてくれた先行からの力強い伸び脚はこれからのキャリアで更に磨きが掛かると思いますし、地方の時計が掛かるダートは合うと思います。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
2月4日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：栗本　博晴