ラインシュトラール　Rhein Strahl　　牡　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父タリスマニックは英国産で、フランスのアンドレ・ファーブル厩舎に所属。3歳時から仏ダービー4着など活躍し、本格化は4歳になってから。7月のモーリスドニュイス賞で重賞初制覇を果たすと、秋には米国に遠征してBCターフに参戦。ビーチパトロールを下してG1初制覇を果たしました。続く香港ヴァーズではハイランドリールの2着。5歳時も現役を続行して重賞タイトルを積み重ね、この年で引退、日本で種牡馬入りしています。産駒は2022年にデビューし、札幌芝1200mの未勝利戦でバロットボックスが勝ってJRA初勝利。その後はダートでの勝ち上がりも増えています。地方競馬では重賞好走馬も出ており、芝、ダートを問わずに今後の活躍が期待される種牡馬です。

母系を見ますと、母ラインハーディーはJRAで芝、ダートを問わずに3勝と活躍。その半姉には5勝を挙げて福島牝馬S3着など重賞でも活躍したオツウがいます。祖母デライトポイントはマイルCSや中山記念を勝ったトウカイポイントの全妹で、スプリングS2着のパープルエビスの半妹という血統。近親には函館記念、新潟記念を勝ったトランスワープや4勝を挙げて共同通信杯3着のマッチレスバローなどがおり、4代母マックホープはダービー2着馬リアルバースデーの半姉という質の高いファミリーです。

本馬は2022年11月20日に福島ダート1700mの新馬戦でデビュー。スタートは上手に出ましたが、その後の行きっぷりはもうひとつで、徐々にポジションを下げてしまいました。道中は前の集団から離された後方集団の一角という位置取りとなり、ラストでステッキを入れられるとジワジワ脚を使って15頭立ての11着でゴールしました。
2、3戦目は中山ダート1800m戦を使い、ともに2桁着順でしたが、スタート直後の行き脚も良化し、一戦ごとに時計、着差も詰めています。ただ、ここ2戦は芝の中距離を使って脚を使うことができず、前走で3走成績による出走制限を受けたこともあり、今回はオークション出品を決めました。

中央の短距離戦で通用するだけのスピードが感じられず、血統面からも1700m以上の長めの距離を使ってきましたが、スタートセンスはいい馬ですし、地方競馬なら1400mから1600mでも対応できると思います。現時点では体力面でもやや物足りなさがありますが、父、母系ともに成長力がありますし、古馬になってからも力をつけていけるのではないでしょうか。そうした伸びしろの大きさに期待いただければと思います。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
2月11日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：大澤　繁昌