プリティセレブ　Pretty Celeb　　牝　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父イスラボニータはいちょうS、東京スポーツ杯2歳S、共同通信杯、そして皐月賞と4連勝でクラシックのタイトルを獲得し、1番人気で迎えた日本ダービーは3/4馬身差の2着。秋のセントライト記念快勝後、勝ち星からは見放されたものの、3、4歳時の天皇賞・秋で3着、4、5歳時のマイルCSでは3着、2着と常にトップクラスの活躍を見せ、6歳時のマイラーズCで久々の勝利を収めると、ラストランとなった阪神Cで6つ目の重賞制覇を果たし、引退の花道を飾っての種牡馬入りとなりました。1年目は170頭にのぼる種付けオファーを集め、その初年度産駒たちが2021年よりデビュー。プルパレイがファルコンSを快勝して重賞初制覇を収めると、バトルクライがすでに5勝を挙げて根岸Sで3着、レッドラパルマが準OPで活躍。セカンドクロップからもオメガリッチマン（京成杯2着）やアルーリングビュー（紅梅S3着）、ビヨンドザヴァレー（赤松賞2着）らが頭角を現しており、フジキセキの有力後継馬として完成度の高さはもちろん、豊かな成長力にも大いなる期待が寄せられています。

一方、母系を見ますと、母セレブリティモデルは忘れな草賞の勝ち馬。半兄クオンタムシフトは2歳で勝ち上がり、萩Sで4着、サインオブサクセスは新馬勝ちを収めています。母の全弟にロスカボス（野路菊S、すみれS3着）や全妹にブルックデイル（山中湖特別）、いとこにシャインヴィットゥ（フェアウェルS、サマーチャンピオン3着）やシャインカメリア（ダリア賞2着）と活力に富んでおり、母のいとこには重賞2勝を挙げたアプリコットフィズ、京都新聞杯勝ちのクレスコグランド、函館記念を勝ったダービーフィズといった重賞ウイナーが名を連ね、祖母マンハッタンセレブは有馬記念などを勝ったマンハッタンカフェの全妹という血統。曾祖母サトルチェンジの半姉にはビワハイジの母でブエナビスタなどの祖母にあたるアグサンがおり、日本屈指の名牝系となっています。

昨年11月19日の東京・2歳新馬（ダ1400m）にてデビュー。果敢にハナを切り、前半800m48.8秒（12.9-11.6-12.2-12.2）と軽快に飛ばし、さすがに最後はバテてしまいましたが、それでも4着に入りました。しかも、この時の2着馬ホロニックパスは次走で2着馬に1.9秒をつける大差勝ち。3着馬リネンマリンも今年1月7日の中山・3歳未勝利（ダ1200m）、5着馬ジャクソンも1月8日の中山・3歳未勝利（ダ1800m）でそれぞれ初勝利を飾っており、ハイレベルな新馬戦だったことは火を見るよりも明らかです。あのレースで主導権を握り、4着に逃げ粘ったということだけで、本馬の能力は十分ご理解いただけると思います。地方競馬であれば、スピードで十分圧倒できるのではないでしょうか。

ただ、スピード能力は高いものの、ひと息で走ってしまうところがあり、ハナに立てないと脆い面を2戦目以降で露呈してしまいました。地方競馬でもクラスがだんだんと上がっていくと、現状では成績にムラが出てくるかもしれません。このあたりが改善してくるかどうかが、今後を占う上で大きなカギを握っていると思います。

脚元につきまして、左前が内向しているため、右前橈骨に負担が掛かり、歩様に出ることもあります。入札の際は、その点を予めご承知おきください。記載事項に関するキャンセルには応じられません。現状渡しのノークレームノーリターンでよろしくお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
2月11日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：社台ファーム