ポピュラーダンサー　Popular Dancer　　牝　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ダイワメジャーはダートで初勝利を挙げ、スプリングS3着から皐月賞に駒を進めると、10番人気の低評価を覆して快勝。クラシック本番で芝初勝利を挙げました。その後もコンスタントに重賞タイトルを積み重ね、5歳秋には毎日王冠、天皇賞・秋、マイルCSと3連勝。翌年には安田記念、マイルCSを制しました。前々から押し切る持久力を生かした競馬を得意とし、瞬発力勝負が得意な他のサンデーレイレンス産駒とは一線を画した一流馬で、種牡馬としても、その特徴をよく産駒に伝えています。初年度からNHKマイルCの覇者カレンブラックヒルを出し、その後もコパノリチャード、メジャーエンブレム、レーヌミノル、アドマイヤマーズ、レシステンシア、セリフォスとG1馬を輩出。また、ダートでもブルドッグボス、ノーヴァレンダといったG1馬を出している大種牡馬です。

母系を見ますと、母ダンサーデスティネイションはイタリアで1000ギニーを勝ち、オークス2着の活躍馬。半姉のDancer Crossはイタリアでリステッドレースを勝ち、G3ドルメーロ賞で2着。半兄サトノペルセウスは門別でデビュー連勝を果たしたあとJRAに転入して1勝クラスを勝ち、2勝クラスでも上位争いしています。いとこにはイタリア2000ギニー2着のMet Spectrum、母のきょうだいにもイタリアのリステッドレース好走馬が複数おり、祖母マーラダンサーもイタリアのリステッドレース好走馬。堅実性が高く、かつ良質なファミリーとなっています。

本馬は2022年11月6日に阪神芝1600mの新馬戦でデビュー。スタートは速いほうで、無理せずに先行集団の直後のポジションをキープしました。道中は内に入れ、3、4コーナーもロスなく回って、差のない位置で直線を向きましたが、ゴーサインが出てからそこまで切れる脚が使えずに、流れ込むような格好で17頭立ての10着でゴールしました。
その後は阪神の芝1400m戦を2戦し、脚をためて運ぶ競馬をしましたが、ラストは伸びきれずともに2桁着順。それもあって、年明けは目先を変えて小倉ダート1700m戦に出走させました。すると、スタートで内にモタれてダッシュがつかず、後方からの競馬になったものの、3コーナー過ぎから追い上げを開始すると、直線も大外からしっかりと脚を使って14頭立ての6着まで追い上げてゴール。メンバー3位の上がりタイムをマークし、砂の適性を示してくれました。
そのため、同舞台の前走は期待していましたが、栗東からの再輸送で馬体重が12kg減ってしまい、ラストは息切れして14頭立ての12着。この一戦でオークション出品を決めました。ダートでは期待が持てる走りを見せてくれましたし、輸送が不要な地方の競馬場ならば、馬体減の心配なくレースを使っていくことができるでしょう。血統的にも十分に伸びしろがあると思いますし、徐々にパワーアップしていってくれると思います。
なお現在、両後肢球節にクモズレがみられます。添付の画像をご確認ください。


※さく癖があります。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は9,680円/日（税込）です。
2月18日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：社台ファーム