ゴフェル　Gopher　　牝　４歳　　※地方競馬　在籍

父メイショウボーラーは現役時にダート重賞3連勝でフェブラリーSを制し、芝のG1戦線でも多才に活躍を続けました。種牡馬入り後はJBCスプリント優勝馬ニシケンモノノフ（交流重賞4勝）を輩出し、2017年には地方サイアーランキングの9位にランクイン。これまでにラインミーティア（アイビスサマーダッシュ、セントウルS2着）、エキマエ（兵庫チャンピオンシップ）とJRA所属の重賞ウイナーを3頭、地方所属の重賞ウイナーを10頭輩出しています。特に佐賀競馬において2013～17年の5年間に5頭もの重賞ウイナーを誕生させており、近年ではアンリミット（渡月橋S）やメイショウギガース（越後S）、メイショウオーパス（栗東S、長岡京S）、デンコウリジエール（ギャラクシーS、オータムリーフS）、キタノヴィジョン（師走S、晩秋S）が中央でOP入り、アンズビジン（水沢）、ドラゴンゲート（佐賀）、ツーエムマイスター（盛岡）、フジラプンツェル（盛岡）が地方重賞を制するなど、その勢いに陰りは見られません。

一方、母系は愛G2モイグレアスタッドS3着Nazwaを4代母に、英G3クイーンメアリーS2着セントリーラスを曾祖母に持ち、米G1戦線で好走したRoca Rojo（米G2チャーチルディスタフターフマイルS、米G3アシーニアS）や、香港G1で2着3回のBeauty Flame（G2香港ジョッキークラブマイル）といった世界の活躍馬たちもこの一族。全兄に先月3勝目を挙げて準OP入りしたファイアーボーラー、おじに中央3勝ナンヨーアイドル（山中湖特別、八重桜賞、さざんかS4着）、近親に中央7勝ジェラスガイ（中山記念3着、エプソムC4着）や、中央3勝ラブシックガイ（いちょうS3着）など、コンスタントに勝ち馬を輩出する信頼のファミリーです。

本馬は、2021年7月の門別ダート1000mのフレッシュチャレンジ競走でデビュー。五分のスタートから4番手のポジションで追走。直線では一旦2番手に上がるも、ゴール前で交わされて勝ち馬から1.3秒差の3着でした。続く2戦目は着順を落としたもの、3戦目のダート1100m戦5着、4戦目のダート1700m戦5着と入着を繰り返した後の5戦目は、9月の門別ダート1600m戦。五分のスタートを切り、内枠を主張すように先手を取ってマイペースで逃げる展開に持ち込むと、軽快なスピードは衰えることなく直線でのセーフティリードを守り切り待望の初勝利を挙げました。続戦した10月の門別ダート1700m戦でも、軽快なスピードで逃げ切り2連勝となりました。

門別競馬が冬季休業に入るのを機に園田競馬へ移籍。移籍初戦に逃げて大敗を喫すると、次戦から脚質転換を図りながら競馬を教えて行きました。するとクラスがC3に下がった、22年9月の園田ダート1230m戦では、五分のスタートから2番手に付けて手応え良く追走。4コーナーでは逃げ馬に並びかけて直線で追われると、ゴール前で力強くグイっと伸びて逃げ馬を競り落とし、堂々と3勝目を挙げました。
その後、C2クラスでも入着した競馬はありましたが、再度C3クラスに降級して出走を重ねたものの、精彩を欠く競馬が続きましたので、このタイミングで出品させていただきます。新天地での活躍をお祈りいたします。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
1700mでの勝鞍はありますが、調教で掛かり気味に走るので短距離を中心に使いました。ただコントロールは利くタイプですから距離の融通は利くと思います。夏場に皮膚病を発症する時がありますので体質面の強化が課題でしょう。（園田競馬・森澤友貴調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※園田競馬場・森澤友貴厩舎（兵庫県尼崎市田能）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
4月8日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：今村　明浩