ナムラアイアイサー　Namura Aye Aye Sir　　牡　７歳　　※地方競馬　在籍

父ヨハネスブルグはデビューから6連勝、G1・4連勝でBCジュヴェナイルを制し、欧米統一2歳牡馬チャンピオンに輝いたスピードスター。産駒には米国で種牡馬としても大成功したScat Daddy（米G1・2勝）を筆頭に、本邦輸入後は初年度からホウライアキコ（デイリー杯2歳S、小倉2歳S）やネロ（京阪杯連覇、セントウルS2着、東京盃2着）、フクノドリーム（エーデルワイス賞、アイビスサマーダッシュ2着）、タガノブルグ（NHKマイルC2着）らを輩出し、2013年のファーストシーズンリーディングサイアーに輝きました。何よりの身上はその速さで、エイティーンガール（京阪杯、キーンランドC、シルクロードS2着）やナムラカメタロー（佐賀記念、名古屋大賞典3着）、エイシンバッケン（根岸S3着、フェブラリーS4着）、ヨシオ（マーキュリーC2着）など、芝・ダートを問わず高い能力を発揮しています。

一方、母系を見ますと、母ナムラドロシーは中央2戦1勝で繁殖入り。半兄ナムラセンセイは中央3戦目のダートで勝ち上がり、その他のきょうだいは2頭が地方競馬で勝利を収めています。おじには阪神スプリングJを勝ったナムラリュージュ、小倉サマーJ3着のナムラエキスプレスと障害重賞での活躍馬が存在。4代母Satan's Prideに遡る一族からは、桜花賞2着のツィンクルブライドや、その息子で重賞2勝を挙げて高松宮記念2着のペールギュント、札幌3歳S3着のカーツクリアランスといった重賞好走馬が出ており、米国でもG1マリブS勝ちのJohnny Evesなど、多くの一流馬を送り出しています。

本馬は、2022年5月のオークションで落札しました。笠松競馬へ移籍し迎えた初戦は、5月の名古屋ダート1700mの麦笛特別(A5)。序盤は後方に控えて追走も、3コーナー過ぎから捲るように進出すると、直線でも豪快にストライドを伸ばして快勝しました。続く6月の笠松ダート1400mの恵那峡特別(A2)でも、前走同様に3コーナー過ぎから捲る競馬で連勝しました。
連勝の勢いに乗せて挑んだ7月の笠松ダート1400mのサマーC(重賞)では、力及ばず勝ち馬から2.0秒差の9着でしたが、重賞で揉まれた経験は後々の競馬に活かされ、9月の笠松ダート1600mの日刊スポーツ極ウマくん賞(A3)では、5番手から手応え良く追走すると、4コーナーでは早々と先頭に立って後続を完封する強い競馬で取引後の3勝目を飾りました。
しかし、その後はオープンやA2戦で着外が続きましたので、相手関係を考えて金沢競馬へ移籍して3戦出走したものの、精彩を欠く競馬が続いたタイミングで所有頭数の調整を考えて出品させていただきます。

なお、少し怖がりな面があり、これまでに馬房内で旋回癖とゆう癖をみせていたようですが、いずれも解消しているとのこと。また、園田競馬在籍時、レース後の手入れの際に片方の鼻腔から微量の鼻出血が確認されていますが、鼻を鳴らしながら走る癖があるので、その影響により発症したのかもしれません。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
体調自体は良く見えたのですが、寒い時期は良くないのかも知れませんね。これから暖かくなって汗をしっかり掻くようになれば、代謝も良くなり体も絞れて変わり身が出てくるでしょう。（金沢競馬・中川雅之調教師）


※2019年4月7日（3歳時）の競走にて、枠内駐立不良（立上る）となっています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※金沢競馬場・中川雅之厩舎（石川県金沢市八田町西）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
4月8日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：吉田　勝利