クインズクシナダ　Queen's Kushinada　　牝　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ルーラーシップは女傑エアグルーヴの仔として生を享け、世界の舞台クイーンエリザベス二世Cにおいて悲願のG1初制覇。種牡馬入り後はファーストシーズンサイアーチャンピオンに輝き、これまでにキセキ（菊花賞、ジャパンC2着、大阪杯2着、宝塚記念2着2回）やメールドグラース（MRCコールフィールドCなど重賞4勝）、ダンビュライト（京都記念、AJCC）、サンリヴァル（皐月賞2着）、リリーノーブル（オークス2着）、リオンリオン（青葉賞、セントライト記念）、ワンダフルタウン（青葉賞、京都2歳S）、ムイトオブリガード（アルゼンチン共和国杯）、フェアリーポルカ（中山牝馬S、福島牝馬S）ら多くの活躍馬を輩出しており、昨年から今年にかけてもドルチェモア（朝日杯FS、サウジアラビアRC）を筆頭にソウルラッシュ（マイラーズC、マイルCS4着）やエヒト（七夕賞、AJCC2着）、フリームファクシ（きさらぎ賞）、ロバートソンキー（オールカマー2着）、ドゥアイズ（札幌2歳S2着、阪神JF3着）、キングズレイン（ホープフルS3着）など好調。初年度から7年続けて200頭を超える種付けをこなす大人気サイアーです。

一方、母系は米重賞2勝馬River Squall（米G3ホーソーンダービー、米G3サラナクS）を産んだBangkokを4代母に持ち、Forbidden Love（ATCジョージライダーSなど豪G1・3勝）やHeavenly Landing（米G3マーシュアズリヴァーS）、エイシンセダン（昇竜S2着、ジャパンダートダービー4着）らもこのファミリー。既に3勝を挙げている半姉クインズレモンを筆頭に兄姉3頭すべてが中央で勝ち上がっており、おじにエルクホーンSなど米重賞3勝のDark Cove、近親に米重賞テンプティドSの勝ち馬ベターナウと活力に満ちています。

昨年12月、今週の皐月賞に出走予定のホウオウビスケットが優勝した中山・2歳新馬（芝1600m）でデビュー。ゆったりとしたスタートで後方からのレースになり、インコースを通って3～4コーナーから徐々にスピードを上げていきましたが、前残りの決着が災いし、後方のままでゴールに入線しました。

その後は一旦休養を挟み、立て直した後、2月12日の東京・3歳未勝利牝（ダ1600m）に出走。デビュー戦と比べると、格段にスタートが良化しましたが、外からダッシュ力のある馬が前に入ってきて、この日も後方からの競馬。また、初ダートという中で、内枠で砂を被ってしまう最悪な展開も災いし、再び後方でのゴールインとなりました。

3戦目は先週4月8日、中山・3歳未勝利牝（ダ1800m）に出走。この日もいいスタートを切り、序盤は中団を追走できていましたが、徐々に遅れはじめて4コーナーでは最後方までポジションを下げてしまいました。直線ではこの馬なりに懸命な走りを続けたものの、結局15着で入線。その後、左前ヒザの剥離骨折が判明しています。添付の画像をご確認ください。

また、運動時の呼吸音に異音があり、内視鏡検査を実施したところ、気道が狭く、気道壁に緩さがあり、DDSP（軟口蓋背方変位）気味との所見でした。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※2023年4月8日に左前橈骨遠位端剥離骨折を発症。事故見舞金11号（競走中の事故により事故発生の日から3ヵ月以上中央競馬の競走に出走できなくなった場合）の適用を受けています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
4月15日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)クイーンズランチ