ケイアイマヌカ　Keiai Manuka　　牡　５歳　　※地方競馬　在籍

父マツリダゴッホは4歳時に名牝ダイワスカーレットを差し切り、有馬記念を制覇。“サンデーサイレンス最後の大物”として重賞6勝を含む10勝を挙げての種牡馬入りとなりました。初年度産駒からウインマーレライがラジオNIKKEI賞で重賞勝ちを収めると、以降もロードクエスト（スワンSなど重賞3勝、盛岡重賞2勝）やマイネルハニー（チャレンジC）、クールホタルビ（ファンタジーS）、リンゴアメ（函館2歳S、青函S4着）、アルマワイオリ（朝日杯フューチュリティS2着）、エントリーチケット（タンザナイトS）、ウインアグライア（若駒S、コスモス賞、フローラS5着）など次々にOP馬を送り出しており、現役馬ではロイヤルパールス（ながつきS）やチェアリングソング（アクアマリンS、福島テレビOP3着）、ミニオンペール（しらかばS、タンザナイトS3着）、シュヴェルトライテ（雲雀S2着）、ロードトゥフェイム（九十九里特別、丹頂S3着）らが活躍。改めてその能力の高さをアピールしています。

一方、母系はアメリカに由来し、近親にはG2シネマHなど米重賞5勝を挙げたBad 'n Big、米G3ペリーヴィルSで3着があるConchacerらが存在。祖母It's PersonalはギャロレットH、ヴァイオレットHと2つの米重賞を制しており、母の全兄弟には米G2ホーソンゴールドC、米G3チャーチルダウンズアクアクHの勝ち馬 It's No Joke、米リステッド競走の勝ち馬Keep Laughingと多彩。中央2戦目で勝ち上がった半兄ケイアイエイト、岩手で3連勝した半姉クインズシナモンなど、きょうだい達も堅実に勝ち星を挙げています。

デビューが3歳5月と遅れましたが、JRA在籍時は交流競走も含めて4戦を消化。3戦目の函館・3歳未勝利（ダ1700m）では、メンバー中1位となる上がり3ハロンタイム38秒3をマークするなど、素質の片鱗を窺わせました。そして4歳4月よりホッカイドウ競馬へ移籍。門別では10月までの半年間で10戦し、1勝、2着5回、3着1回、4着1回、5着1回と、堅実な走りを見せ、掲示板を外したのは僅かに1回のみでした。その後、ホッカイドウ競馬のシーズン終了に伴い、11月より高知の現厩舎へ。当初はなかなか上位争いに加われず、だいぶ苦労しましたが、今年2月7日の高知・ファイナルレースC3-12記者選抜（ダ1300m）で7番人気ながら、見事な末脚を披露し、差し切り勝ちで2勝目を獲得。さらに2走前、3月21日の高知・C3-2（ダ1400m）では2番手追走から4コーナーで先頭に立ち、最後は2着馬との熾烈な一騎打ちをハナ差で凌ぎ、3勝目を挙げました。ホッカイドウ競馬在籍時のような安定感はありませんでしたが、高知で勝ち方を覚えた点は大きな収穫。今後も豊富な経験を活かして、頑張ってくれると思います。即戦力をご希望方はぜひ入札をご検討ください。

【本馬についての現状説明】
成績はムラな一面がありますが、ハマると一発がある脚力が光ります。特に2走前はなかなか骨っぽいメンバーが揃っていた中で勝利を飾ってくれました。まだやれる印象があるだけに残念ではありますが、新天地でも頑張ってくれることを願っています。テンションが高い時がありましたが、むしろ調子の良し悪しを判断するバロメーターとして参考になると思います。（高知競馬・目迫大輔調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※高知競馬場・目迫大輔厩舎（高知県高知市長浜宮田）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
4月15日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)クイーンズランチ