サラブレッドオークション
現役競走馬業務規程
今週は、5月20日に行われたHBAトレーニングセールに上場された2歳馬が5頭出品されます。 ☆タンスチョキンの23(牝2・父エスケンデレヤ) 1999年の愛1000ギニー馬Hula Angelを輩出したジョード系の出身。G3・福島牝馬Sを連覇したオールザットジャズや、2014年NAR2歳最優秀牡馬に輝いたジャジャウマナラシなどでも知られています。母タンスチョキンは2歳夏に門別で2勝後、JRAへ移籍。京都・3歳500万下(ダ1400m)で4馬身差の圧勝を演じるなど、JRAでもダートで2勝を挙げました。 <公開調教タイム>11.4秒-11.4秒 計22.8秒 ☆トーワフォーエバーの23(牡2・父ビーチパトロール) 北上川大賞典、東北優駿など、岩手の重賞で3着以内6回を誇ったレールガンの半弟。また、曽祖母にはG3・金鯱賞3着馬トーワルビーがいるほか、近親にはG1・安田記念でノースフライトの2着に追い込んできたトーワダーリンの名前もあります。2、3歳戦だけでなく、豊富な成長力を発揮し、息の長い活躍を見せるタイプが多いファミリーです。 <公開調教タイム>11.7秒-11.4秒 計23.1秒 ☆フェリシダーデスの23(牡2・父ミスチヴィアスアレックス) 父は新種牡馬で、名種牡馬Into Mischiefの直仔。競走馬時代はダート7Fの米G1・カーターHを優勝した快速馬でした。一方、母はディープインパクト×クロフネの好配合で、地方15勝を誇ります。近親には2012年のG3・小倉記念で、のちのG1馬トーセンラーに2馬身半差をつけて快勝したエクスペディションもおり、母系背景にも注目したい逸材です。 <公開調教タイム>11.6秒-10.7秒 計22.3秒 ☆ブルーブラッドの23(牝2・父サトノダイヤモンド) 祖母セレブリティの全姉は、2008、2009年の年度代表馬ウオッカ。牝馬として史上3頭目、64年ぶりにG1・日本ダービーに優勝したことは現在も語り草です。しかも、本馬の母は世界的名種牡馬Dubawiを父に持つ良血持込馬。非常に貴重な母系背景であることは一目瞭然でしょう。生産は首G1・ドバイWC優勝馬ウシュバテソーロを送り出した千代田牧場です。 <公開調教タイム>11.7秒-11.8秒 計23.5秒 ☆ゲイムスパンの23(牝2・父ダノンプレミアム) 4代母Oh So Sharpは1985年の英1000ギニー、英オークスの二冠に輝き、秋には英セントレジャーで牡馬を一蹴。英G1を3勝した名牝です。孫から1996年の英セントレジャー優勝馬Shantouが出るなど、活力あるファミリーを形成しています。一方、父ダノンプレミアムは2017年の2歳王者で、これが初年度産駒。父譲りの仕上がりの早さに期待が集まっています。 <公開調教タイム>11.7秒-10.7秒 計22.4秒 いずれもここまで順調に調教を積み重ね、早期デビューを予感させる即戦力2歳馬です。ぜひ入札をご検討ください!