サラブレッドオークション
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New Approach産駒の持込馬、アテナパルテノス号(牝3)が出品されました。 父New Approachは2008年の英G1・英ダービーなど、2、3歳時に英愛G1を計5勝もした名馬。種牡馬としても、2018年の英ダービー馬Masarなど、世界中で多くのG1ウイナーを輩出しているほか、最近は母の父としても大変高い評価を得ており、2023年の英G1・英1000ギニー優勝馬Mawjなどが代表例です。日本でも昨年のG1・スプリンターズS優勝馬ルガル、首G2・ゴドルフィンマイル優勝馬バスラットレオンなど、ブルードメアサイアーとして存在感を発揮しています。 一方、母系に目を移すと、おばBeauty Parlourは仏G1・仏1000ギニー優勝馬、いとこにも米G1・ファーストレイディS優勝馬Blowoutがおり、活力に溢れた良質なファミリーが形成されています。また、母の父にはDubawi、母の母の父にもGiant's Causewayと、欧州トップサイアーの名前が並ぶ豪華な血統構成です。 アテナパルテノス号は4戦して結果が出ていませんが、2走前の東京・3歳未勝利(ダ1600m)では2番手で先行、前走の新潟・3歳未勝利(ダ1200m)では1着から1秒6差と、素質の一端を見せ始めています。地方競馬で相手関係がガラリと変われば、これまでとは違った一面を見せてくれるはずです。 また、6月5日(木)はアテナパルテノス号以外にも、2024年NAR3歳最優秀牡馬サントノーレの全妹ダルドワーズ(父エピカリス)、米G1馬Awesome Mariaの孫にあたるサンクリュウ(父ドレフォン)といった良血3歳牝馬が出品。競走馬としてはもちろん、将来は繁殖牝馬としても楽しみです。